こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。
一昨日のブログにも書きましたが、
お花の生徒さん・Kちゃんの
結婚式にお呼ばれし、行ってきました。
ブーケも作らせて頂きました↓
その結婚式で、私が今、取り組んでいるテーマ
「おひとりさま」にぴったりの話が聞けました。
そのお話の前に、
Kちゃんについて少しご紹介しておきます。
Kちゃんと私とは、ある花屋さんで知り合いました。
Kちゃんがその花屋さんに入社して来た時の印象は、
見るからに“育ちのいいお嬢さん”という感じで、
花屋で重労働をするような
タイプには見えませんでした。
花屋の仕事って、見た目は綺麗で華やかですが、
綺麗なのは商品である“花”だけです。
実際の仕事は、早朝からの仕入れ、
冬は凍えそうな中での水揚げ、
重たい鉢物や機材の運搬、配達。
花が傷まないように、毎日の茎の切り戻しと水替え。
立ちっぱなしの接客。
休みも少なく、徹夜もざら。
早朝から深夜までの仕事に関わらず、
お給料は凄く安い。。。![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
どのお仕事でもそうでしょうが、花屋の仕事にも、
外見からは分からない厳しさがあります。
そんな大変な仕事の中で、Kちゃんは、
私のフラワーデザイン教室に
お花を習いに来てくれていたのです。
最初は小さなアレンジひとつ
作れなかったKちゃんですが、
ホンマに良く頑張って、
めきめき腕を上げていきました。
最初は、花屋のアルバイトとして
働いていたKちゃんですが、
徐々に仕事の腕を上げていき、
やがてその頑張りを認められ正社員となり、
その後、店長にまでなりました![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
お花業界で働く、そんなKちゃんを見ていて、
私には、長年、Kちゃんに対して、
疑問に思っていたことがありました。
それは、
“どう見ても『お嬢さん』であるKちゃんが、
何故、実家のある新潟から、
遠く離れた大阪で一人暮らしをしながら、
こんな過酷な仕事をしているのか?”
という事でした。
でも、あえて本人に聞くことはしませんでした。
そして今回、披露宴の最後、花嫁から両親に宛てた
手紙の朗読の中に、その答えがありました。
その話を聞いて、私はとても驚いたのです。
ご本人の承諾を得て、その内容を書かせて頂きます。
Kちゃんは、大学まで受験なしで自動的に進学できる、
私立高校に通っていました。
Kちゃん自身は、当然、そのまま大学に進学し、
卒業後は地元で仕事をするつもりだったそうです。
しかし、高校3年の時、お父さんにこう言われたそうです。
「18歳になったら、家から出て、
出来るだけ遠い所で一人暮らしをしなさい。」と。
え![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
手紙の朗読の中でその話を聞いた時、
私はとても驚きました。
あの優しそうなお父さんが、そんな事を言ったんだ。。。
私はてっきり、Kちゃんが、親の反対を押し切って、
関西の大学に進学したのだとばかり思っていましたから。
その時、Kちゃんは、お父さんに
「地元から離れたくない」と言って、
実家に居させてもらえるように、泣いて頼んだそうです。
でも、お父さんは許してくれなかった。
「東京だったら、新幹線1本ですぐに新潟まで帰って来られる。
だから、すぐには帰って来れない関西に行きなさい。」
と言われたそうです。
その時は、すごく悲しかったというKちゃん。
でも、しぶしぶ関西に来ると、すぐに友達もでき、
徐々に一人暮らしにも慣れていったそうです。
そんな彼女も、今や、1人暮らし歴16年。
つまり、“おひとりさま歴”16年の後の
結婚だった訳です。
Kちゃんはその間、一人で自炊し、お弁当も作り、
花屋での少ないお給料をやりくりしながら
仕事を続け、店長として
重要な仕事を任されるまでになったのです。
そして、Kちゃんは素敵なパートナーを見つけ、
美しい花嫁さんになりました![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/098.gif)
手紙を読むKちゃんと、隣でKちゃんを支える新朗は、
きっと幸せになるに違いないと思わせてくれる
素晴らしいパートナーでした![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
いや~、素敵なお話を聞かせてもらいました。
お父さんが無理やり実家から出してくれたおかげで、
Kちゃんは自立せざるを得なくなり、
ここ関西で、ご主人となる彼と知り合う事が出来ました。
もしお父さんがそうしていなければ、
Kちゃんは、未だに新潟の実家で暮らし、
一人の大人として
自立出来ていなかったかも知れません。
Kちゃんのお父さんは、魚の釣り方を
教えはしなかったかも知れないけれど、
「1人で魚を釣ってこい
」と言って、
家から娘を放り出したのです。
頭では分かっていても、
なかなか出来る事じゃないでしょう。
きっと、Kちゃん本人より、
可愛い18歳の娘を家から出すお父さん自身が、
一番辛かったんじゃないでしょうか。
こんなに娘想いの父親は、めったに居ないと思います。
さて、結婚式の翌日。
Kちゃんは、ブーケのお礼の電話を
かけてきて下さいました。
そして、ブーケのお礼の後に出た言葉。
それは、
「先生、あのブーケはどうやって作ってるんですかね![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
均等に美しくワイヤが巻かれたいたのですが、
あのベアグラスは市販のものですか![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
それとも先生が巻いたんですか![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
今度、作り方を教えてもらえますかね
」
等々、矢継ぎ早の質問でした。
いやはや、今やあなたも、立派な
“花のプロフェッショナル”ですわ(*^^)v
Kちゃんのように、
自立した後になって初めて、
やりがいのある仕事や、充分な収入、
そして、適切なパートナーが、
手に入るのかもしれません。
魚の釣り方を教えてもらっていなくても、
先ずは、とにかく自立すること。
そうすれば、後は自分で学んでいくことも
出来るって事かもしれません。
![読者登録してね](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_22.gif)
一昨日のブログにも書きましたが、
お花の生徒さん・Kちゃんの
結婚式にお呼ばれし、行ってきました。
ブーケも作らせて頂きました↓
その結婚式で、私が今、取り組んでいるテーマ
「おひとりさま」にぴったりの話が聞けました。
そのお話の前に、
Kちゃんについて少しご紹介しておきます。
Kちゃんと私とは、ある花屋さんで知り合いました。
Kちゃんがその花屋さんに入社して来た時の印象は、
見るからに“育ちのいいお嬢さん”という感じで、
花屋で重労働をするような
タイプには見えませんでした。
花屋の仕事って、見た目は綺麗で華やかですが、
綺麗なのは商品である“花”だけです。
実際の仕事は、早朝からの仕入れ、
冬は凍えそうな中での水揚げ、
重たい鉢物や機材の運搬、配達。
花が傷まないように、毎日の茎の切り戻しと水替え。
立ちっぱなしの接客。
休みも少なく、徹夜もざら。
早朝から深夜までの仕事に関わらず、
お給料は凄く安い。。。
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
どのお仕事でもそうでしょうが、花屋の仕事にも、
外見からは分からない厳しさがあります。
そんな大変な仕事の中で、Kちゃんは、
私のフラワーデザイン教室に
お花を習いに来てくれていたのです。
最初は小さなアレンジひとつ
作れなかったKちゃんですが、
ホンマに良く頑張って、
めきめき腕を上げていきました。
最初は、花屋のアルバイトとして
働いていたKちゃんですが、
徐々に仕事の腕を上げていき、
やがてその頑張りを認められ正社員となり、
その後、店長にまでなりました
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
お花業界で働く、そんなKちゃんを見ていて、
私には、長年、Kちゃんに対して、
疑問に思っていたことがありました。
それは、
“どう見ても『お嬢さん』であるKちゃんが、
何故、実家のある新潟から、
遠く離れた大阪で一人暮らしをしながら、
こんな過酷な仕事をしているのか?”
という事でした。
でも、あえて本人に聞くことはしませんでした。
そして今回、披露宴の最後、花嫁から両親に宛てた
手紙の朗読の中に、その答えがありました。
その話を聞いて、私はとても驚いたのです。
ご本人の承諾を得て、その内容を書かせて頂きます。
Kちゃんは、大学まで受験なしで自動的に進学できる、
私立高校に通っていました。
Kちゃん自身は、当然、そのまま大学に進学し、
卒業後は地元で仕事をするつもりだったそうです。
しかし、高校3年の時、お父さんにこう言われたそうです。
「18歳になったら、家から出て、
出来るだけ遠い所で一人暮らしをしなさい。」と。
え
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
手紙の朗読の中でその話を聞いた時、
私はとても驚きました。
あの優しそうなお父さんが、そんな事を言ったんだ。。。
私はてっきり、Kちゃんが、親の反対を押し切って、
関西の大学に進学したのだとばかり思っていましたから。
その時、Kちゃんは、お父さんに
「地元から離れたくない」と言って、
実家に居させてもらえるように、泣いて頼んだそうです。
でも、お父さんは許してくれなかった。
「東京だったら、新幹線1本ですぐに新潟まで帰って来られる。
だから、すぐには帰って来れない関西に行きなさい。」
と言われたそうです。
その時は、すごく悲しかったというKちゃん。
でも、しぶしぶ関西に来ると、すぐに友達もでき、
徐々に一人暮らしにも慣れていったそうです。
そんな彼女も、今や、1人暮らし歴16年。
つまり、“おひとりさま歴”16年の後の
結婚だった訳です。
Kちゃんはその間、一人で自炊し、お弁当も作り、
花屋での少ないお給料をやりくりしながら
仕事を続け、店長として
重要な仕事を任されるまでになったのです。
そして、Kちゃんは素敵なパートナーを見つけ、
美しい花嫁さんになりました
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/098.gif)
手紙を読むKちゃんと、隣でKちゃんを支える新朗は、
きっと幸せになるに違いないと思わせてくれる
素晴らしいパートナーでした
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
いや~、素敵なお話を聞かせてもらいました。
お父さんが無理やり実家から出してくれたおかげで、
Kちゃんは自立せざるを得なくなり、
ここ関西で、ご主人となる彼と知り合う事が出来ました。
もしお父さんがそうしていなければ、
Kちゃんは、未だに新潟の実家で暮らし、
一人の大人として
自立出来ていなかったかも知れません。
Kちゃんのお父さんは、魚の釣り方を
教えはしなかったかも知れないけれど、
「1人で魚を釣ってこい
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
家から娘を放り出したのです。
頭では分かっていても、
なかなか出来る事じゃないでしょう。
きっと、Kちゃん本人より、
可愛い18歳の娘を家から出すお父さん自身が、
一番辛かったんじゃないでしょうか。
こんなに娘想いの父親は、めったに居ないと思います。
さて、結婚式の翌日。
Kちゃんは、ブーケのお礼の電話を
かけてきて下さいました。
そして、ブーケのお礼の後に出た言葉。
それは、
「先生、あのブーケはどうやって作ってるんですかね
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
均等に美しくワイヤが巻かれたいたのですが、
あのベアグラスは市販のものですか
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
それとも先生が巻いたんですか
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
今度、作り方を教えてもらえますかね
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
等々、矢継ぎ早の質問でした。
いやはや、今やあなたも、立派な
“花のプロフェッショナル”ですわ(*^^)v
Kちゃんのように、
自立した後になって初めて、
やりがいのある仕事や、充分な収入、
そして、適切なパートナーが、
手に入るのかもしれません。
魚の釣り方を教えてもらっていなくても、
先ずは、とにかく自立すること。
そうすれば、後は自分で学んでいくことも
出来るって事かもしれません。
![読者登録してね](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_22.gif)