こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


一昨日の続きです↓
「化粧は誰のためにする?⑤」


前回は、メイク講座のような記事に
なってしまいましたが、本題に戻ります。


24歳までノーメイク派だっだ私。

私が、若い頃、化粧を全くしなかったのは、
「化粧は誰のためにする?④」で書いたように、
自分の女性性、つまり自分自身の本質を、
受容れられていなかったからです。

それは、女性であるという、
自分の“ありのまま”を、
私が受容れられなかった、という事。

私が結婚したくなかったのも、
子供を生みたくなかったのも、
自分の中の『女性性』の否定が
原因なのかもしれません。


じゃあ、“今は、完全に自分の女性性を、
受容れられているか?”
と言われれば、、、まだまだなんです。
だから、化粧をしたくない人達の気持ちも、
実は、良く分かるのです。


さて、それでは、今、何故、何のために、
私は化粧をしているのか?

もちろん、人から“高く評価されたい”
“良く思われたい”という欲もあります。

でも、私は、自分を誤魔化そう、偽ろうと思って、
化粧しているのではありません。

私が化粧をするのは、
他人に、『不快感を与えないように』、
というのが第一の目的です。


例えば、誰かを家に招待する時に、
綺麗に掃除され、空気を入れ替えられた部屋と、
掃除のされていない、埃っぽい部屋と、
どちらが、お客様は快適だと感じるでしょうか?

また、家をキレイにすることは、
“ありのまま”を偽る事でしょうか?
掃除をしていようが、していまいが、
その家の本質は変わらないでしょう。

家をキレイにしてお客様を招待することは、
相手を歓迎する気持ちの
表れではないでしょうか。


私は、化粧をする事によって、
お客様や出会う人々に対して
“あなたを丁寧にお迎えしたい”
“あなたを歓迎している”
という意図を、表現しているつもりです。


ネイルをするのも、同じ理由からです。
私は、花を扱う仕事もしているので、
手、特に爪が、ものすごく汚れます


手の感覚が鈍るので、作業中に手袋はしませんし、
素手で大量の花材を水揚げすると、
植物のアクが、爪の間に入って、
石鹸で洗っても洗っても、落ちないんです


こうした作業の際、
ジェルネイルは、爪の表面と爪先を
樹脂でコーティングするので、
汚れがつかなくなるのです。


汚れた爪でタロットカードを触るのは、
お客様にも、カードに対しても、失礼だと感じます。
なので、占いの仕事を始めてからは、
ずっとネイルをしています。

実は、占い師になるまで、
ネイルは殆どしていなかったんです


昔は、臨床検査技師として病院に勤めていましたから、
当然ネイルは禁止されています。
なので、若い頃は、
爪をキレイにする習慣が、全くありませんでした。


そして今でも、家に居る時は、
ノーメイクのことが多いんです。


私は、職場や生活の場で
出会う相手に対する礼儀として、
“化粧をする”方を選択するようになった、
という事なのです。


最終回に続く。


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