こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。
先日の続きです↓
《タロット占い結果実例集⑩－前編》
無事、親元から離れたＫさんは、
九州への転勤から1年半後に、
大阪に戻って来られました。
そして、2回目の鑑定に来て下さったのです。
【２回目のご相談】
九州では、新しい支社の立ち上げの仕事に携わり、
とても充実した日々でした。
仕事も生活も、順調に進んでいました。
なのに、突然の大阪への再転勤。
私は、もっと九州に居たかったのに。。。
その上、嫌々帰ってきたのに、
大阪本社に戻っても、私の仕事がないんです。
なんのために大阪に戻されたのか、
さっぱり分かりません。
大阪に戻ってから、毎日、
“あぁ、今日も何もしなかった”という
虚しい日々が続いています。
一体、私は、これから
どうやって仕事に取り組んだらいいんでしょう？
【結果】
モダンメディバルタロットで、見ました。
スプレッドは、ソーマ法です。
① この問題の本質→
「ソード５」リバース（逆位置）
戦いの後、傷だらけの戦士たちが、
草むらで休んでいる様子です。
刀は血だらけで、後ろには恨みのこもった視線。
自分も傷ついていますが、
ずいぶん沢山の人を傷つけた様子が伺えます。
大阪に戻されたのは、Ｋさんが、
九州で心身ともに、ボロボロになっていたからです。
仕事は順調で楽しかったと言われていますが、
実は、人間関係で傷つけ合い、
かなり消耗していたようです。
② では、①の問題に、どう対処してきたか？
→「ワンドエース」リバース
直感とヒラメキのエネルギーが、
この一本の棒（ワンド）です。
周りには、情熱の炎がメラメラ燃えています。
リバースする（カードが逆さまに出る）というのは、
そのエネルギーが下がっているからです。
仕事上の人間関係において、
始めないといけない課題があったようです。
でも、やる気を失って、エネルギーが下がったため、
手をつけられなかったみたい。
③ では、何が障害になって、
手をつけれらなかったのか？
→「皇帝」
自分が支配者である、との意識。
周りが、自分の言うこ事を聞かないと、気がすまない。
“自分の思い通りに物事が進まないと、我慢がならない”
この意識が、障害になっています。
④ Ｋさんの現状
→「ペンタクル・ナイト」
金貨（ペンタクル）を手に、馬に乗った騎士。
未来方向＝右を向いて、立ち止まっています。
今は、立ち止まって、過去の実績を検証中です。
金貨は『成果』を表しますので、Kさんは、今まで
きちんと仕事が出来ているし、実績も出しているという事。
それを元に、これからどう進んでいくのか（未来）を
考えている最中です。
馬は止まっているので、まだ、動きはありません。
⑤ 仕事に対するＫさんの希望・目的
→「ワンド・ナイト」リバース
直感とヒラメキの印である棒を振りかざして、
物凄い勢いで、こちらに走ってくる騎士です。
今まで、がむしゃらに、全力で仕事をしてきたＫさん。
本当は、今はパワー不足で、休みたい、
このままでは前に進めない、と感じているはず。
⑥ この先、どうなっていくか？
→「カップ９」
感情の容器であるカップが９個、立っています。
中には、愛情・感情が入っています。
そして、臨月の人魚が、髪を梳かしながら、
水辺にゆったりと座っています。
結果が出るのを待てるようになります。
周りの人に愛情を注げるようにもなるし、
自分も、他人の感情を
受容れられるようになってくるはずです。
⑦ その結果どうなるか？
→「ペンタクル３」
３人の人物が、自分の財産（金貨）を持ち寄り、
壊れた教会を修復しているところです。
周りの人たちの協力を得て、何かを成し遂げます。
壊れてしまったものを、チームワークによって
修復できそうです。
⑧ そのためのアドバイス
→「死神」
今までのＫさんの仕事の仕方では、
もう通用しません。
その方法を捨てる時が来ています。
今までの自分のやり方・考え方にこだわらず、
新しい方法を取り入れてみて下さい。
キーワードは、チームワークですね。
【結果検証】
私の説明を聞かれたＫさんは、驚いて言われました。
Ｋさん ：
「自分では、気にしないようにしてきたけれど、
おっしゃる通りです。
九州では、全く仕事の出来ない人が、
私の直属の上司でした。
で、いつも、ぶつかりあっていたんです。
私は、その上司より、自分の方が、
仕事が出来ると思っていました。
だから、無能な上司が許せなかった。
上司であるにも関わらず、
その方を、しょっちゅう罵倒していました。
でも、その上司は、怒るどころか、
私に何も言わなかったんです。
何も言ってくれないから、
相手が何を考えているのか分からず、
それで余計にイラつきました。
そして、精神的にボロボロになっていました。
これ以上、あの状況にいれば、
おかしくなっていたかもしれません。
そして、心の底では、今のままではダメだ、
ちょっとゆっくりしたい、と感じていました。」
私 ：
「Ｋさんにとって『敵』だと思っていたその上司は、
実は、Ｋさんに愛情を注ぐ『同士』だったようですよ。
その方が、何も反論しなかったのは、そのためです。
その方は、Ｋさんに反感を持っていません。
でも、Ｋさんは、それには気がつかなかったのですね。」
Ｋさん：
「あぁぁ…、そうだったかもしれません。
あれだけ罵倒したのに、相手から、
全く反感を感じなかったので、不思議だったのです。」
私 ：
「大阪本社で仕事がないと感じているのは、
“自分が動いて成果を出す”時期が
終わったという事を、知るためですね。
自ら動くのではなく、他人に仕事を任せ、
それをサポートしながら見守るのが、今の課題のようです。
後進を育てる時期に来ていますよ。
これからは、“自分一人で”ではなく、
“チームで”仕事をするように、心がけてみて下さい。」
Ｋさん：
「まるほど。。。
実は、今一緒に仕事をしている後輩が、
九州時代の上司にそっくりで、
全然仕事が出来ない人なんです。
で、同じようにイラつきます。
どう折り合いをつけたらいいのか、全く分からず、
ほとんど無視している状態です。
何回教えても、仕事を覚えない子なので、
自分がやった方が早いと思い、
その子には、何もさせていません。
人を見守り、人を育てるという課題があったのに、
私は全く気がついていませんでした。
それで、自分の仕事がないない！って、
焦っていました。
それを知るために、大阪に戻ってきたのですね。」
私 ：
「そうでうすね。
九州に居たままでは、自分自身が忙しすぎて、
気がつかなかったでしょうね。
これからは、その後輩と、心を通い合わせて下さい。
Ｋさんのように、“頭で考えて仕事するタイプ”ではなく、
“体で仕事を覚えるタイプ”の人もいます。
その後輩は、“自分とは違うシステムの人間”なのだと、
理解してください。
違うタイプの方に、
自分のシステムで仕事を教えようと思っても、
理解されにくいのです。
でも、相手に伝わるように試行錯誤していくうちに、
その方に“理解できるような”説明のしかたが分かってきます。
自分のシステムのまま、その人を判断していると、
いつまでたっても、分かり合える事はありません。」
Ｋさん ：
「そうだったのですね
分かりました。明日から、やってみます。」
そして、Ｋさんは、
この鑑定の日の夜に、九州時代の資料を、
すべて破り捨てたそうです。
その後、Ｋさんから頂いたメールが、
コチラ↓
以下、転載。
不思議なもので、あの日以来、
あんなにイライラさせられた
体感タイプの後輩のいいところが
ちょっとずつ見えてくるようになりました。
（おっしゃる通り、動きが早い！とか・・・）
正確に言うと、彼女の行動は変わらないけど、
私が、その行動を「いい」と思えるようになった
ということなんですよね。
そういえば、
今まで彼女と「他愛ない話をする」ということは
ほとんどありませんでした。
話しかける、ということもあまりなく、
最低限の仕事のことだけ。
自分を傷つけられたくないから、だったんですよね。
「人を動かす」という自分の役割を果たすのに
とってもわかりやすいタイプだったのに、
それにも気づかなかった・・・。
九州では「上司」ということでわかりづらく、
今回は「後輩」だったにもかかわらず気づかなかった、
ということは、きっと、今度はもっと
わかりやすい立場の人が現れるんだろうな・・・
と思っていたら・・・。
先日、人事異動の内示があり、
彼女は部外へ異動することになりました。
そして、次にチームを組む人は、
かなり若い人になりそうです。
ひょっとしたら昨年入社の人かも・・・。
ほんと、すごいですよね。
すでにシナリオがちゃんと用意されているんですから。
でも、自分の役割がわかった今は
これからの展開がとっても楽しみです！
これも、今、気づかせてくださった
のり子さんのおかげです！
本当に感謝しています。
また、良いご報告ができるように、がんばります！
転載、以上。
大切な役割に気づかれたＫさん。
これからは、さらに充実した仕事ができそうですね
頑張ってください＼(^^＠)／
先日の続きです↓
《タロット占い結果実例集⑩－前編》
無事、親元から離れたＫさんは、
九州への転勤から1年半後に、
大阪に戻って来られました。
そして、2回目の鑑定に来て下さったのです。
【２回目のご相談】
九州では、新しい支社の立ち上げの仕事に携わり、
とても充実した日々でした。
仕事も生活も、順調に進んでいました。
なのに、突然の大阪への再転勤。
私は、もっと九州に居たかったのに。。。
その上、嫌々帰ってきたのに、
大阪本社に戻っても、私の仕事がないんです。
なんのために大阪に戻されたのか、
さっぱり分かりません。
大阪に戻ってから、毎日、
“あぁ、今日も何もしなかった”という
虚しい日々が続いています。
一体、私は、これから
どうやって仕事に取り組んだらいいんでしょう？
【結果】
モダンメディバルタロットで、見ました。
スプレッドは、ソーマ法です。
① この問題の本質→
「ソード５」リバース（逆位置）
戦いの後、傷だらけの戦士たちが、
草むらで休んでいる様子です。
刀は血だらけで、後ろには恨みのこもった視線。
自分も傷ついていますが、
ずいぶん沢山の人を傷つけた様子が伺えます。
大阪に戻されたのは、Ｋさんが、
九州で心身ともに、ボロボロになっていたからです。
仕事は順調で楽しかったと言われていますが、
実は、人間関係で傷つけ合い、
かなり消耗していたようです。
② では、①の問題に、どう対処してきたか？
→「ワンドエース」リバース
直感とヒラメキのエネルギーが、
この一本の棒（ワンド）です。
周りには、情熱の炎がメラメラ燃えています。
リバースする（カードが逆さまに出る）というのは、
そのエネルギーが下がっているからです。
仕事上の人間関係において、
始めないといけない課題があったようです。
でも、やる気を失って、エネルギーが下がったため、
手をつけられなかったみたい。
③ では、何が障害になって、
手をつけれらなかったのか？
→「皇帝」
自分が支配者である、との意識。
周りが、自分の言うこ事を聞かないと、気がすまない。
“自分の思い通りに物事が進まないと、我慢がならない”
この意識が、障害になっています。
④ Ｋさんの現状
→「ペンタクル・ナイト」
金貨（ペンタクル）を手に、馬に乗った騎士。
未来方向＝右を向いて、立ち止まっています。
今は、立ち止まって、過去の実績を検証中です。
金貨は『成果』を表しますので、Kさんは、今まで
きちんと仕事が出来ているし、実績も出しているという事。
それを元に、これからどう進んでいくのか（未来）を
考えている最中です。
馬は止まっているので、まだ、動きはありません。
⑤ 仕事に対するＫさんの希望・目的
→「ワンド・ナイト」リバース
直感とヒラメキの印である棒を振りかざして、
物凄い勢いで、こちらに走ってくる騎士です。
今まで、がむしゃらに、全力で仕事をしてきたＫさん。
本当は、今はパワー不足で、休みたい、
このままでは前に進めない、と感じているはず。
⑥ この先、どうなっていくか？
→「カップ９」
感情の容器であるカップが９個、立っています。
中には、愛情・感情が入っています。
そして、臨月の人魚が、髪を梳かしながら、
水辺にゆったりと座っています。
結果が出るのを待てるようになります。
周りの人に愛情を注げるようにもなるし、
自分も、他人の感情を
受容れられるようになってくるはずです。
⑦ その結果どうなるか？
→「ペンタクル３」
３人の人物が、自分の財産（金貨）を持ち寄り、
壊れた教会を修復しているところです。
周りの人たちの協力を得て、何かを成し遂げます。
壊れてしまったものを、チームワークによって
修復できそうです。
⑧ そのためのアドバイス
→「死神」
今までのＫさんの仕事の仕方では、
もう通用しません。
その方法を捨てる時が来ています。
今までの自分のやり方・考え方にこだわらず、
新しい方法を取り入れてみて下さい。
キーワードは、チームワークですね。
【結果検証】
私の説明を聞かれたＫさんは、驚いて言われました。
Ｋさん ：
「自分では、気にしないようにしてきたけれど、
おっしゃる通りです。
九州では、全く仕事の出来ない人が、
私の直属の上司でした。
で、いつも、ぶつかりあっていたんです。
私は、その上司より、自分の方が、
仕事が出来ると思っていました。
だから、無能な上司が許せなかった。
上司であるにも関わらず、
その方を、しょっちゅう罵倒していました。
でも、その上司は、怒るどころか、
私に何も言わなかったんです。
何も言ってくれないから、
相手が何を考えているのか分からず、
それで余計にイラつきました。
そして、精神的にボロボロになっていました。
これ以上、あの状況にいれば、
おかしくなっていたかもしれません。
そして、心の底では、今のままではダメだ、
ちょっとゆっくりしたい、と感じていました。」
私 ：
「Ｋさんにとって『敵』だと思っていたその上司は、
実は、Ｋさんに愛情を注ぐ『同士』だったようですよ。
その方が、何も反論しなかったのは、そのためです。
その方は、Ｋさんに反感を持っていません。
でも、Ｋさんは、それには気がつかなかったのですね。」
Ｋさん：
「あぁぁ…、そうだったかもしれません。
あれだけ罵倒したのに、相手から、
全く反感を感じなかったので、不思議だったのです。」
私 ：
「大阪本社で仕事がないと感じているのは、
“自分が動いて成果を出す”時期が
終わったという事を、知るためですね。
自ら動くのではなく、他人に仕事を任せ、
それをサポートしながら見守るのが、今の課題のようです。
後進を育てる時期に来ていますよ。
これからは、“自分一人で”ではなく、
“チームで”仕事をするように、心がけてみて下さい。」
Ｋさん：
「まるほど。。。
実は、今一緒に仕事をしている後輩が、
九州時代の上司にそっくりで、
全然仕事が出来ない人なんです。
で、同じようにイラつきます。
どう折り合いをつけたらいいのか、全く分からず、
ほとんど無視している状態です。
何回教えても、仕事を覚えない子なので、
自分がやった方が早いと思い、
その子には、何もさせていません。
人を見守り、人を育てるという課題があったのに、
私は全く気がついていませんでした。
それで、自分の仕事がないない！って、
焦っていました。
それを知るために、大阪に戻ってきたのですね。」
私 ：
「そうでうすね。
九州に居たままでは、自分自身が忙しすぎて、
気がつかなかったでしょうね。
これからは、その後輩と、心を通い合わせて下さい。
Ｋさんのように、“頭で考えて仕事するタイプ”ではなく、
“体で仕事を覚えるタイプ”の人もいます。
その後輩は、“自分とは違うシステムの人間”なのだと、
理解してください。
違うタイプの方に、
自分のシステムで仕事を教えようと思っても、
理解されにくいのです。
でも、相手に伝わるように試行錯誤していくうちに、
その方に“理解できるような”説明のしかたが分かってきます。
自分のシステムのまま、その人を判断していると、
いつまでたっても、分かり合える事はありません。」
Ｋさん ：
「そうだったのですね
分かりました。明日から、やってみます。」
そして、Ｋさんは、
この鑑定の日の夜に、九州時代の資料を、
すべて破り捨てたそうです。
その後、Ｋさんから頂いたメールが、
コチラ↓
以下、転載。
不思議なもので、あの日以来、
あんなにイライラさせられた
体感タイプの後輩のいいところが
ちょっとずつ見えてくるようになりました。
（おっしゃる通り、動きが早い！とか・・・）
正確に言うと、彼女の行動は変わらないけど、
私が、その行動を「いい」と思えるようになった
ということなんですよね。
そういえば、
今まで彼女と「他愛ない話をする」ということは
ほとんどありませんでした。
話しかける、ということもあまりなく、
最低限の仕事のことだけ。
自分を傷つけられたくないから、だったんですよね。
「人を動かす」という自分の役割を果たすのに
とってもわかりやすいタイプだったのに、
それにも気づかなかった・・・。
九州では「上司」ということでわかりづらく、
今回は「後輩」だったにもかかわらず気づかなかった、
ということは、きっと、今度はもっと
わかりやすい立場の人が現れるんだろうな・・・
と思っていたら・・・。
先日、人事異動の内示があり、
彼女は部外へ異動することになりました。
そして、次にチームを組む人は、
かなり若い人になりそうです。
ひょっとしたら昨年入社の人かも・・・。
ほんと、すごいですよね。
すでにシナリオがちゃんと用意されているんですから。
でも、自分の役割がわかった今は
これからの展開がとっても楽しみです！
これも、今、気づかせてくださった
のり子さんのおかげです！
本当に感謝しています。
また、良いご報告ができるように、がんばります！
転載、以上。
大切な役割に気づかれたＫさん。
これからは、さらに充実した仕事ができそうですね
頑張ってください＼(^^＠)／