こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


昨日の続きです↓
「結婚して下さい⑨」


ご存知の方も多いと思いますが、
私のダーリンは、手相鑑定師・守田ゆき江の兄です。

占い師仲間であったゆき江ちゃんが、
「是非、私のタロット鑑定を受けるように」と勧めて、
嫌がる兄を、私の元へ送り込んできたのです。

タロットを通して、私は彼の内面を見せてもらいました。
そして、外見からは分からない、
その素晴らしさを発見しました


私が、初めて、異性に、自分の幼少期の話をしたのは、
その鑑定直後、ダーリンに対してだったのです。

知り合いの紹介だという事と、
ダーリンに、とても興味を持った事もあって、
彼に、個人的な話をしてみたくなったのです。

その時、私は、生まれてはじめて、
自分の弱点を、ひとりの男性に開示しました。
今まで付き合った、どんな人にも話せなかった事を。

そして、ダーリンは、その話を、
黙って聞いてくれました。
しかも、話を聞いて、私を嫌いになるどころか、
だんだんと好きになってくれたのです。

仮に、私が、タロットを学び始める前に、
ダーリンと出会っていたら、どうだったでしょう?

私は、ダーリンの素晴らしさに気がつくこと無く、
その場だけで終わっていたでしょう。
当然、結ばれる事はなかったと思います。

タロットと出会って、
自分と向き合い始めていた事によって、
その時の私には、ダーリンという
パートナーと出会うための『準備』が、
出来ていたのだと思います。



自分の潜在意識の存在に気がついた事によって、
素晴らしい発見も多かったけれど、そこには、
自分の見たくない姿もありました。

すでにクリアしたはずの問題が、
実は未消化のまま放置されていたり、
未消化どころか、
問題そのものを“無いこと”にしていたり。

私の内面には、今まで気づかなかった
多くの問題があることに気が付き、愕然としました。
そして、タロットの勉強を進めていくうちに、
段々と理解していったのです。

自分の見たくない姿を見ないようにするために、
私は今まで頑張ってきた、
そのおかげで、頑張ってこられたんだという事を。


幼少期に、養育者から、適切な愛情を
受取れないで育つと、自分の中に、
“自分の存在を否定する信念”が
生まれてしまいます。

自分の中にある『自己否定』という
マイナスのエネルギーを、
仕事や、フラワーデザインの創作活動という
プラスエネルギー、つまり『自己肯定』に変換して、
私は生きていたのです。

それは、ある意味、素晴らしいことです。
多くの芸術は、
そこから生まれるのかもしれません。


でも、それは、私の中の強い面、
つまり「陽」の面“だけ”を、
磨き、成長させる行為でした。

だから、私の中の弱い面、
つまり日の当たらない「陰」の部分は、
手付かずのまま、全く成長していませんでした。

私という存在は、頑張れば頑張るほど、
いびつな形に成長していたのです。


そして、タロットによって、「陰」の面と向き合い、
本来あるべき形に近づき始めた時、
私はダーリンと出会いました。

それは偶然ではないと、今では思っています。



さて、私の話はここまでです。

私は、自分自身がダーリンと出会えたように、
どんな人にも、ぴったりなパートナーが
居るはずだと思っています。

そして、パートナーと向き合う事でしか、
磨けない領域が、潜在意識の中にあると、
感じています。
だからこそ、私は、どんな人にも、
適切なパートナーと出会い、結婚して欲しいのです。

それは、淋しさを埋めるためとか、
経済的安定とか、老後のためとか、
そんなことが目的ではありません。


本来の自分の姿を映し出し、
自分自身と向き合わせてくれる“”と、
見栄や偽りの無い本当の自分を
受けとめてくれる“”を手に入れて欲しいのです。

このシリーズのタイトル
「結婚してください」には、
私のそういう想いが込められています。


最終回へ続く。


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