こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


昨日の続きです↓
「結婚してください①」


昨日の記事について、、
“私も結婚したくない(したくなかった)”
“一人の方がいい”
というコメントを複数頂き、驚いています。

皆、“結婚したいのが当たり前”
なのだと思っていましたが、
私と同じような考えの方が、
意外と多いのかも。。。と感じました。

だとしたら、このシリーズを書く意味がある
というものです。




さて、タロットと出会うまで、
結婚する気がなかった私。

今思えば、“結婚する気がない”というより、
自分の事をさらけ出すのが嫌で、
“一人でいる方が良い”
という選択をしていたようです。


そのため、一人でも生きて行けるように、
手に職(元・臨床検査技師)もつけたし、
安定した職場(元・地方公務員)にも就職しました。

20代の頃は、仕事も、趣味も、恋愛も、
全力で取り組んでいましたから、
かなりの充実した日々だったんです。

自分の価値を感じたいがために、
一所懸命、仕事も勉強もしました。

仕事が終われば、
毎日のように、お花、テニス、料理、英会話、
エレクトーンなどの習い事や、
高級レストランの食べ歩き。
まっすぐ家に帰る日は、ほとんど無かったなぁ。

その上、週末毎のスキーや、
年数回の海外旅行は、当たり前でした。

同年代の方々はよく分かると思いますが、
当時はバブル全盛期だったため、
どんどん給料は上がるし、
ボーナスも驚くほど多かった。

株でも、金でも、なんでも右肩上がりに
値上がりしたので、お金も結構貯まります。
元本割れというリスクがあることすら
気づかずに、投資もしていました。

世間全体がリッチな雰囲気で、
今では考えらないような無駄遣いをしていましたね。

自分の物欲が抑えられず、
どんどん買い物も、していたなぁ。
自分で稼げていたので、
経済的な理由で結婚しなければいけない、
という縛りもなかったですね。


ずっと一緒にいたいと思う恋人もいて、
「早く結婚しよう」と、彼から言われていました。
でも、なんやかんやで、はぐらかしていました。

結婚した友人から、
「のりちゃんも、結婚したらいいのに。」
と言われても、素直には受け取れず、
「大きなお世話じゃ。」
と思ったものです。

でも、そんな、一見、豊かで充実した日々に、
なにか満足できないものがあり、
私は、その生活から逃げたいと
考えるようになったのです。


退屈な毎日や、将来の不安から逃れるため、
“結婚”という選択をする方も、
多いのかもしれません。
でも、私の場合は、
ちょっと違う方法を選んだのです。

私は、20代後半になって、
ワーキングホリデー制度を使って、
カナダへ渡りました。
公務員を辞めて、当てもなく、単身、
海外に行ったのです。

もちろん、周りの反対は大きかった。

でも、このままの生活をしていたら
とてもつまらない人生になると思い、
どうしても『外の世界』へ、行ってみたくなったのです。

それまでの自分の生きている世界が、
すごく狭いものに感じられて、窮屈でした。

今から思えば、
“自分自身を受け入れられていない窮屈さ”
だったのですが、
当時はそれが分からなかった。

だから、今までの生活の領域の外に出れば、
その窮屈さから開放されると、
感じたのかもしれません。



続く。


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