こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


昨日の続きです↓
「親を棄ててもいいですか?⑦」


「(親を)棄てます」
とおっしゃったものの、当然のことながら、
Mさんには、抵抗がありました。


なので、
「これから、どうやって生きていけばいいのか?」
という質問で、タロットカードを引いて頂きました。
これが、第3番目の質問です。


【結果】

③ 『Mさんご自身について』

③-1 「今のMさんの本心」
「祝祭」

OSHO禅タロット・祝祭



風雨が吹き荒れる中、
喜びながら踊っている、3人の女性たち。

今、自分たち親子に起こっている事、
それがどんなに困難であろうと、
後に、自分の喜びに変わる事を
Mさんの潜在意識は、ご存知のようです。


これは
“禍も幸福も、表裏一体のもの”だという、
「禍福一如」の世界観です。



③-2 「では、これからどうするか?」
→「冒険」

OSHO禅タロット・冒険



遠くに見える虹色の光。
そこまで行けば、幸せになれると、
自分で分かっています。

でも、周囲は暗い。
そして、一人ぼっちで、
誰も助けてくれる人が居ない。
しかも、自分はまだ幼い子供。

(直感は)
先に行けば幸せになれると知っているのに、
(思考が)
未知なる世界を恐れて、
一歩が踏み出せないでいるのです。


このカードが出る方は、
“親子のコンセントがささったまま”
だというのが、私なりの解釈です。

※ 『親子コンセント』の意味が分からない方は、
詳しく説明していますので、
是非コチラを読んで下さい。↓
「コンセントって何?」



親が、本来の機能
(=“自分は無条件に存在してよい”という
『自己肯定感』を子供に与えること)
を果たさないままでいると、
子供はいつまで経っても、
親から愛されようと努力し続けます。

“愛されたい”という渇望が、
親への執着を生み出すからです。

そして、子供を支配したいと思う親は、
いつまでも、子供を成長させません。
子供が大人になってしまうと、
自分から離れて行ってしまうからです。


だから、Mさんが、
“両親とコンセントがささったまま”という状況は、
ある意味、当然のことなのです。


このカードは、そのことをMさんに伝え、
親からコンセントを抜くという選択を
提示しています。



Mさん、恐くても、あなたはもう大人です。
一人でも、一歩踏みだして下さい。



③-3 「③-2を実行したら、結果どうなるか?」
「重荷」

OSHO禅タロット・重荷



恐そうなおばさんと、更にその上に、
とても偉そうな鶏まで
背負っている若者の絵です。

上のおばさんは、急な坂を指差して、
ここを登れ!早く進め!と命令しています。
よく見ると、若者は、疲れきった表情。

もうヘトヘトで、こんな急な坂は登れません。
本当は、命令どおりに動くのが嫌なのです。


このカードは、自分の意志ではなく、
両親の意図を汲んで生きてきた、
Mさんの現状を表しています。

そして、“一人で生きる”という
冒険の旅に出れば、
この重荷を降ろせる、という事を教えてくれています。




かなり長くなってきたので、
この鑑定の総括については、次回書きます。

実家の犬の問題も、ここから、
Mさん自身が、解決策を見つけていくことになります。

続く。


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