こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。
昨日の続きです↓
「ガンを宣告された時(3)」
初め行く病院って、緊張しますよね。
元・臨床検査技師として、
10年以上、病院で勤務していた私でもそうなんですから、
病院に慣れていない方は、
かなり緊張されるんじゃないでしょうか。
・どんな先生なんやろ。。。
・スタッフの方はどうなんやろ。。。
・患者さんの様子は?
・どんだけ待たされるんかな?
などなど、色々と考えてしまいます。
でも、紹介状を書いてもらって訪れたクリニックは、
とても安心できる雰囲気でした。
待合室は清潔で明るく、
椅子の配置も、一人一人のスペースが充分取れるように
工夫されています。
乳腺専門クリニックだからでしょうか、
検査技師や放射線技師さんなど、
ドクター以外のスタッフが、全員女性というのも
私にはとても安心できて良かったです。
さて、私の診察の順番が来て、
主治医となる先生に紹介状を読んで頂き、
今までの経緯を説明しました。
ここは乳腺専門クリニックですから、
来院される殆どの方は、乳癌の患者さんのようです。
主治医が、気遣いながら話してくれます。
「検査の結果を聞かれて、驚かれたでしょう。
きっと、ショックを受けられたと思います。
大丈夫ですか?」
私 :
「あ~、いや~、私はそうでもありません。
そんなもんかと思いました。
大丈夫です。」
主治医 :
「そうですか。
では、まず触診させて下さい。」
触診後。
「確かに、右胸に3センチ位のしこりがありますね。
では、この後、マンモグラフィーと
超音波検査を受けて頂きます。」
私 :
「え?
マンモグラフィーは検診センターで受けて、
フィルムも持参しています。
これではダメなんでしょうか?」
主治医 :
「ええ。
出来れば、もう一度、
ここでマンモを撮らせて下さい。」
あぁ~、またあの痛い検査か~。
それに、マンモグラフィーはレントゲン検査なので、
出来れば、余計な被爆は避けたいと思いました。
でも、主治医の言う事も理解できます。
実は、検査って、いつもいつも
完璧に結果が出る訳じゃありません。
“技術者の腕前”が、結果に少なからず影響するのは、
検査技師としての経験で知っています。
きっと、主治医には、検診センターのフィルムでは
納得出来ない何かがあったのでしょう。
それで、もう一度マンモグラフィーを撮ることに
同意しました。
で、再検査。
私は、「受けてみて良かった」と思いました。
何がって、技師さんの、その手際の良さを
体験出来たから。
あのマンモが、全然痛くない!
熟練した技師さんが、的確に素早く検査すれば、
全く痛くないんや~と発見し、驚きました。
そして、撮影したら、その場で技師さんがチェック。
写りが悪ければ、もう一度、必要な角度だけを撮り直し。
そして、結果はすぐに主治医の元へ。
おお、これぞプロやなと思いました。
その後、超音波検査です。
胸にゼリーをつけて、両胸の端から端まで、
超音波端子で念入りに調べていきます。
くすぐったいのが苦手の私には、
ちょっと拷問タイムでしたが(笑)。
すべての検査を終えて、私は、
再び、診察室に呼ばれました。
「ガンを宣告された時(5)」へ、続く。