こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。



ようやく、ブログの新しいタイトルが決まりました。

新しいタイトルは

守田のり子のタロットで知る「禍福一如」
です。  


「禍福一如(かふくいちにょ)」とは、
自分にとって“禍い(不幸)”だと感じているものが、
実は“福(幸福)”と表裏一体のものである、
という考え方です。


私がこの言葉を初めて聞いたのは、今年の7月。
入江富美子監督の、
「天から見れば」という映画を見た時です。

この映画は、少年時代に事故で両腕を失い、
絶望の淵にあった南正文少年が、
後ろ向きだった心を大きく転換して、
多くの人から愛される画家になっていくまでの
ドキュメンタリーです。


映画の中に、南さんの心を救った師である、
大石順教尼が登場します。
彼女もまた、両腕のない画家であり、
尼僧でもありました。

“舞”の名手であった彼女は、18歳の時、
発狂した養父に両腕を切り落とされます。

舞が続けられなくなった順教尼は、
生活のために見せもの小屋で働き、
差別や偏見の中、
口で字や絵を書くことを習得します。

後にミュンヘンで絵の個展を開くまでとなり、
世界に認められていきます。

結婚・子育てを経て出家し、
のちに身体障がい者を助けるための活動に、
一生を費やしました。

その死後も、彼女の周りには、
彼女を愛し、慕う人たちでいっぱいです。


「生まれ変わっても、また手のない私でありたい」

私が、最初に、
大石順教尼のこの言葉を聞いた時は、
“手が無くても頑張れば幸せになれる、
だから手がなくてもかまわない”と
言っているのだと、勘違いしてしまいました。

“本当は、五体満足なほうが良いに決まっているはずだ”
と、思ってしまったのです。

でも、大石順教尼の語るのは、
そんな低次元の話ではありませんでした。

「手のある身体のままなら、私の人生は、
高慢な舞の師匠で 終わっていたと思う。
手がないおかげで、
私はこんなに素晴らしい人生を体験する事ができた。

後世の人たちにもプラスの影響が与えられるという、
素晴らしい人生だった。
だから、次の世も、こんな体験ができる、
手のない私で生まれたい」
という意味だったのです。

そして、この彼女の人生への視点が、
弟子である南正文さんへの教えである、
「禍福一如」という言葉に
込められていると感じました。    



この映画を見て、入江監督の講演を聞いたとき、
私は自分の小ささに嫌気がさしてしまいました。
当日の気持ちを、記事にしています↓。
「続・ビジョンではなく、ミッション」



しかしそのおかげで、
別にやりたくもない、好きでもない
“占い”という仕事に、
正面から向きあう覚悟が出来たのです。  

私のところに来られるお客様の中には、
生きることに絶望した方が、かなりおられます。

そんな方が、どうやって心の向きを変えて、
自分の人生を、自ら主導権をもって
生きるようになれるのか。

そこが、私の占いに課せられた
一番の使命=ミッションなのだと感じます。  


私も、本音を言えば、
そんなしんどい事は、やりたくない。
でも、私にしか出来ないのなら、やるしかない。
それが私の使命なのだ、と腹をくくりました。  

大好きなお花の仕事を減らしてでも、
取り組まねばならない“占い師”という仕事。
この映画のおかげで、
今の私の軸が、しっかり固まったのです。    




さて、先日、ブログタイトルを、
どうしようか悩んで引いたタロット。

その時に出たのが、「月」と「太陽」のカード↓

●OSHO禅タロットの「過去生」⇒月






●OSHO禅タロットの「無垢」⇒太陽






カードの示す世界観は、
私が言いたい事そのものでした。  


自分のマイナス(不幸)だと思っている部分=は、
実は、それがプラス(幸せ)である部分=太陽
と一体のもの なのだという事を、タロットは示していました。


今、自分を不幸だと思い込んでいる人も、
客観的な視点で自分を見る事によって、
現在の不幸が、未来の幸せに繋がっているのだ、
と気がつきます。

タロットを使って、そのお手伝いが出来るのです。  


そんな内容を、一言で表現するのがとても困難で、
私は何日も頭を悩ませていました。
でも、先日、お花のセリをしている最中、
この言葉がぱっと閃きました。


「禍福一如」!!!



こんな素晴らしい言葉を、
私は知ってたじゃない


衝撃が走りました。
コレや!!!



・・・というのが、
このタイトルに至った経緯であり、
そしてこのブログに込められている思いです。  


皆さまには、ご心配、ご迷惑をおかけしましたが、
これからは、このブログタイトルでいきたいと思います。  
改めてよろしくお願いします。    



実は、ちょうど、今週末に、
この映画の監督である 入江富美子さんの、
「光彩の奇跡」上映会と
監督の講演会を自主開催します。

入江さんも、大石順教尼からご縁を頂いた方です。
参加されるお客さま、楽しみにしていて下さいね。


「禍福一如」
さっぱり意味が分からんなぁ~という方は、
コレを見ておいて下さい

 

禍福一如を語るドラえもん





ドラえもん、恐るべし(;゚Д゚)!





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