こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


昨日までは、
親子で共依存している方の、
“コンセントの外し方”について書いてきました。


今日は、これまでとは、少し違う話です。


親からコンセントを外したい!
と、感じているのに外せない場合。

例えば、
「親が自分に執着していて、
どうしても離れてくれない」
とか、
「親に対する渇望(憎しみ・恨みを含む)によって、
自分が親に執着している」
という場合。

つまり
“一人の大人として、本当の繋ぎ先がない”
場合です。

こういう方々が、
本来の繋ぎ先である“パートナー”を
見つけられない場合どうなるか?
について書きたいと思います。

たとえ結婚していても、
“砂の城作り”をしている仮面夫婦は、
パートナーが居ないものとしてお考え下さい。

“砂の城” 
の意味がが分からない方は、
コチラ↓
「解決の糸口は、」



話を進める前に、念のため、確認ですが、
このブログに書いていることは、あくまで私個人の私見です。
タロット鑑定を通して、私がこんな見解を持つようになった、
と考えて下さい。

私が絶対正しい、とか主張しているつもりはないので
ご了承の上、読み進めて下さい。


さて、そういう方々も、
どこからか、エネルギーをもらわないと
生きていけません。
親でもなく、パートナーでもないエネルギー源。

いわゆる“正常な”繋ぎ先は、仕事や社会貢献などでしょう。
会社や社会、周囲の人々に貢献することで、
プラスの評価や、社会的に存在する場を貰う。
与え、与えられる関係性です。

でも、“正常でない”ところに、繋いでしまう事も、
もちろんあります。


その繋ぎ先は、色々ありますが、私の知る限り
① マルチ商法
② 新興宗教
③ 自己啓発セミナー(スピ系を含む)
がダントツに多いです。


①のマルチ商法は、
“悪徳マルチ商法”や“ねずみ講”の事ではありません。

きちんとした高品質の商品を扱う、
「マルチレベル・マーケティング」と言われるもの、
つまり「ネットワークビジネス」です。

一時期、私は様々なネットワークビジネスから
勧誘を受けていました。

なんでこんなに勧誘を受けてしまうんやろ

全~く、そんなんやる気ないのに
もしかして、私が、ものすご~く売ってくれそうや

と、勘違いしてはるんやろか
などと、考えていたんです。

後ほど書きますが、
最近になって、その理由が分かりました




当時は、この商法にハマる人は、
「よほど、頭の悪い人に違いない」と
感じていたのです。(スミマセン(^_^;))

だって、表面上儲かっているように見えても、
この方たちが勧誘やセミナーに
かけている時間を時給計算し、
そこに、勧誘にかかる交通費や飲食代、
商品代金などの経費を足すと、明らかに赤字かトントン


良くて、月に数万円程度の利益にしか
なっていないんですもの。

でも、不思議なことに、
勧誘してくる方々は、
誰もがとても優しく、人柄の良い方ばかりでした。


人をだまそうとか、お金がメチャクチャ欲しいとか、
そんな欲のようなものが感じられない。
でも、私から見て明らかに不合理なそのシステムに、
なぜかハマっているのです。
その状況に、ずっと違和感を覚えていました。


で、タロットを始めてから、気がついたんです。
ネットワークビジネスにハマる方々は、
欲深いわけでも、頭が悪いわけでもない、
という事に。



そうです。この人たちは、寂しいのです。
人から必要とされたい。自分の存在価値が欲しい。
親から貰えなかったものが、
そこにはあるんです。

そして、皆、目的のない人生に退屈していました。

つまり、結婚相手とは違う意味での、
精神的な“パートナーさがし”を
しているという事です。
この場合、見つかるのは
“パートナー”ではなく“養育者”ですが。


ネットワークビジネスは、
『短期間の目標と使命感』を提供してくれます。
退屈だった毎日に、前向きで明確な目標ができ、
これが私のミッションだ
と感じさせてくれる。
自分の存在を認めてくれる仲間も居る。


そして、マルチの勧誘者グループの中には、
必ず人を惹きつける魅力とエネルギーに溢れた、
“憧れの人”がいるようです。

その憧れの人から、
親からもらえなかった“ポジティブなエネルギー”をもらう事で、
寂しさを紛らわせる事が出来ます。

なんだか、自分が
今までと違う“上等な人間”になったような感覚、
が得られるのかも知れません。

私が勧誘された中で聞いた言葉は、
「将来、働かなくてもお金が入るようになるよ。」
「一緒にミリオネアを目指そう!」
「この商品を使うと、地球のためになるから。」
というお決まりのセリフが多かったのですが、

要するに、私を勧誘してきた人が言っていたのは、
(もちろん無意識に、ですが)
「あなたもコンセントの繋ぎ先がないんでしょ?
 だったら、一緒に養育者と繋がりましょう。」
って事だったのだと思っています。

そう言えば、ネットワークビジネスで、
自分よりひとつ上位のディストリビューターの事を、
「親」と呼んでいますね。
う~ん、うまく出来ている!

さて、①のマルチ商法だけで、
こんなに長くなっちゃいました。

②以降の説明は、後ほど




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