こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。




タロットを始めたばかりの頃。


「占い師」という言葉に、

違和感のような

不快感のようなものがありました。



それは、世間が持っている

占いに対するイメージ

(=科学的な根拠が無い、

いい加減、当てにならない、など)

を、自分も持っていたからだと思います。



「私がやっているのは、

単なる”占い”とはちゃうねんむかっ

とか思いながら、タロットカードを使っていました。


でも、自分が“何をやっているか?”と問われると、

明確な答えが出せませんでした。




例えば、

占いに来て下さったお客様に、

「のり子さんのやっているのは、
占いじゃなく、コーチングですね!」

と言われると、

「あぁ。私のやっているのは、
コーチングなんだ~音譜
と思い、

「カウンセリング能力が高いですね!」

と言われると、

「あぁ、私のやっているのは、

カウンセリングなんか~音譜と思い。



”タロットコーチング”

”タロットカウンセリング”

という名称を使っていた時期も、ありました。




”セラピスト”という言葉には、

昔も今も、なぜか拒否反応があります。

少なくとも、人を癒すために

やっておるのではないビックリマーク

という事だけは、はっきりしています。


 
でも今は、「占い師」という言葉が、

非常にしっくり来ているのです。


それは、タロットカードの勉強の中で

見つけた感覚です。



私は、何人もの先生に

タロットカードを習っています。

どの先生についても、とても勉強になるのですが、

ある時点を過ぎると、いつも違和感を持ってしまい、

次の先生を探していました。




最も、尊敬する先生は

「タロット大全」著者の伊泉龍一先生です。

伊泉先生は、西洋占術研究家であって、

占い師ではありませんけどね。


「占い師は”愚者”たれ」

というのが、伊泉先生の教えです。



タロット占い師&フラワーデザイナーのり子のブログ-201109011021000.jpg



マルセイユ版では、こんな感じ↑

パンツ破れてても、
平気でほっつき歩くおっさん叫び

 


これが、非常に、しっくりきましたひらめき電球




”愚者”は無目的

どこに辿り着くかは、本人も知りません。


ある意味、非常に無責任ですが、

意図した結果に導こうとはしません。

世間のヒエラルキー(階級)に属していないので、

無責任な発言もへっちゃらです。


私は、愚者になる事で、

「必ず当てなければ!」  

「結果を出さねば!」

という呪縛から、開放されました。




コーチは、コーチングがお仕事です。

クライアントさんの潜在的な目標を掘り起こし、

まだ気付いていない能力や才能を引き出して、

人生の目標を達成してもらう。

つまり、前向きに生きられるように導く人。



カウンセラーは、カウンセリングがお仕事。

依頼者の抱える問題・悩み等に対し、

話を聞く事によって、その心に寄り添い、

落ち込んでしまった心を

元の位置まで戻していきます。



ヒーラーやセラピストさんは、

疲れた、また傷ついた心身を
癒すのが目的なんかな?

ここは、よう分かりません。



どのお仕事も、とても重要で

意義があるものだと思いますし、

専門的な知識や技術、経験がある方を

尊敬しています。


しかし、いずれにせよ、

皆、ゴール=目的があるのですね。


例えば、占い師で言うと、こうです。



「お客様を癒してあげたい」

と思っている占い師は、

どんな占い結果が出ても、

癒しのメッセージを送るでしょう。




「お客様の背中を押してあげたい」

と思っている占い師は、

どんな悲惨な結果が出ても、

前向きに歩かせるメッセージを出すでしょう。


私はどこも目指しません。

カードに出た事を、そのままお伝えするだけです。

だから、ただのタロットカード・リーダー

(=カードの読み手)です。



そう決めた時から、

「占い師」という肩書きに
誇りを持てるようになりました。




読者登録してね