こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。
タロットを始めたばかりの頃。
「占い師」という言葉に、
違和感のような
不快感のようなものがありました。
それは、世間が持っている
占いに対するイメージ(=科学的な根拠が無い、
いい加減、当てにならない、など)を、自分も持っていたからだと思います。
「私がやっているのは、
単なる”占い”とはちゃうねん
![むかっ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/034.gif)
とか思いながら、タロットカードを使っていました。
でも、自分が“何をやっているか?”と問われると、
明確な答えが出せませんでした。
例えば、
占いに来て下さったお客様に、「のり子さんのやっているのは、
占いじゃなく、コーチングですね!」
と言われると、
「あぁ。私のやっているのは、コーチングなんだ~
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
「カウンセリング能力が高いですね!」
と言われると、「あぁ、私のやっているのは、
カウンセリングなんか~」と思い。
”タロットコーチング”
”タロットカウンセリング”という名称を使っていた時期も、ありました。
”セラピスト”という言葉には、
昔も今も、なぜか拒否反応があります。少なくとも、人を癒すために
やっておるのではない
でも今は、「占い師」という言葉が、
それは、タロットカードの勉強の中で
見つけた感覚です。私は、何人もの先生に
タロットカードを習っています。どの先生についても、とても勉強になるのですが、
ある時点を過ぎると、いつも違和感を持ってしまい、次の先生を探していました。
最も、尊敬する先生は
「タロット大全」著者の伊泉龍一先生です。伊泉先生は、西洋占術研究家であって、
占い師ではありませんけどね。「占い師は”愚者”たれ」
というのが、伊泉先生の教えです。マルセイユ版では、こんな感じ↑
パンツ破れてても、平気でほっつき歩くおっさん
![叫び](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/254.gif)
これが、非常に、しっくりきました
![ひらめき電球](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
”愚者”は無目的。
どこに辿り着くかは、本人も知りません。ある意味、非常に無責任ですが、
意図した結果に導こうとはしません。世間のヒエラルキー(階級)に属していないので、
無責任な発言もへっちゃらです。私は、愚者になる事で、
「必ず当てなければ!」「結果を出さねば!」
という呪縛から、開放されました。コーチは、コーチングがお仕事です。
クライアントさんの潜在的な目標を掘り起こし、まだ気付いていない能力や才能を引き出して、
人生の目標を達成してもらう。つまり、前向きに生きられるように導く人。
カウンセラーは、カウンセリングがお仕事。
依頼者の抱える問題・悩み等に対し、話を聞く事によって、その心に寄り添い、
落ち込んでしまった心を元の位置まで戻していきます。
ヒーラーやセラピストさんは、
疲れた、また傷ついた心身を癒すのが目的なんかな?
ここは、よう分かりません。
どのお仕事も、とても重要で
意義があるものだと思いますし、
専門的な知識や技術、経験がある方を
尊敬しています。しかし、いずれにせよ、
皆、ゴール=目的があるのですね。例えば、占い師で言うと、こうです。
「お客様を癒してあげたい」
と思っている占い師は、どんな占い結果が出ても、
癒しのメッセージを送るでしょう。
「お客様の背中を押してあげたい」
と思っている占い師は、どんな悲惨な結果が出ても、
前向きに歩かせるメッセージを出すでしょう。私はどこも目指しません。
カードに出た事を、そのままお伝えするだけです。だから、ただのタロットカード・リーダー
(=カードの読み手)です。
そう決めた時から、
「占い師」という肩書きに誇りを持てるようになりました。