こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。
40歳代後半で、結婚した私。
マイダーリンは、16歳年下です
そのダーリンが、昨日は、
私のため、そして自分のために
記事を書いてくれました↓
まだまだ言い足りないことがあるらしく、
本日も、ダーリン登場でございます
『 第二回 : 実例 』
こんにちは、ダーリンです。
前回は、『甘え』 が、
4つ目のカップを受取る方法、
つまり自分の『陰(かげ)』と向き合う方法だ、
というところまで、でした。
今回は、実例として、
僕の場合について書きたいと思います。
さて、以前、このブログ↓で出てきましたが、
僕は
「批判・否定(ネガティブストローク)を受取れない」
という『陰』の部分を持っています。
また、その反対の面として、
「人への接し方が優しい
=(ネガティブストロークが打てない)」
という形で外面に現れる、
『光』の面を持っています。
僕は、この『陰』の性質から、
大きな影響を受けながら、成長してきたと思います。
子供のころから、
他人から自分をけなされるくらいなら、
初めから自分で自分を
否定してしまう方が楽だと思っていました。
「僕、足遅いし~」とか
「僕、かっこよくないし」とか言って。
少し自覚の出てくる年齢になると、
「こんな弱い自分ではいかん」と思い始めました。
自分の弱さを克服するため、
体育会系の部活に入ったり、
弱さの原因を知るために、
性格分析の本を読み漁ったりしました。
(自分の『陰』に気付いていた訳ではないですが)
でも、それで『陰』が無くなる訳ではありません。
むしろ、知らず知らずに、『陰』を守る鎧を強固にして、
自分自身すら、騙すようになっていきました。
大人になると、巧妙に自己防御をするようになります。
「いやいや、僕なんか、まだまだですよ」とか、
「そういうのは、
僕より○○さんの方が得意ですよ」とか。
この場合は、謙遜に見せかけて。
でも本当は、相変わらず、
少しの批判にも反応せずに、いられませんでした。
今でも『陰』はあらゆるところに現れます。
家庭では、
家族から言われた
何気ない言葉に過剰反応したり。
仕事でも、
批判されるのが嫌で、
完璧にしてからじゃないと書類を出せなくて、
提出期限に遅れて、結局怒られたり。
僕の『陰』は、僕の性格そのものとなり、
気付かないうちに、僕の行動を支配していました。
のり子さんと一緒に住み始めてから、
自分の『陰』に直面せざるを得なくなりました。
僕は『陰』の部分に触れられる
(=ネガティブストロークを打たれる)と、
イライラし出します。
それがヒートアップして止められなくなると、
夫婦ゲンカになることまで出てきました。
僕は愕然としました。
それまで自分一人の問題だと思っていた、
自分の弱さ(『陰』)が、
最愛の奥さんを、悲しませる原因になり始めたのです。
こうなったら、選択肢は3つしかありません。
① 自分の『陰』と向き合う
② 毎回、ケンカを無かったことにして『砂の城』を作る
③ 別れる
です。
(『砂の城』がよく分からないという方は、
こちらをお読みください↓)
別れる、なんていう選択はあり得ませんでした。
それに、『砂の城』を作るという選択も、あり得ません。
二人にとって、それは別れる事と同じです。
でも、『陰』と向き合う方法なんて、わかりません。
それは僕の性格で、
云わば僕そのものだと思っていましたから。
とにかく、ケンカのたびに、
「なぜケンカになったのか?」
「次はどうすればいいのか?」
を徹底的に、二人で話し合いました。
そんなやり取りを重ねながら、
結婚生活を送るうちに、
二人の生活の中に、
『陰』と向き合う方法があることに、気がつきました
それが、相手に『甘える』ことです。
例えば、のり子さんが僕に、
「洗濯物の出し方が違うよ。
それ(手洗いのもの)は、こっちに出してよ。」
と言ったとしましょう。
① 同棲を始めた当初は、理性的に対応しました。
「それは知らんかったわ、
次からはやらへんようにするね。
教えてくれてありがとう。」
僕は感じたはずのストレスを無かったことにし、
表面上は「大人」です。
② 相手に安心し、鎧が脱げてくると、
防御反応が出てきます。
「わかった、ごめん。
でも、それやったら先に言っといてよ。
それに、そういう言い方は無いんじゃない?」
こんなやり取りから、ケンカになったことも。
③ 今や、こんな感じです。
「え~、知らんで~。
そんなん僕やってへんし。
やったん、僕とちゃうんちゃうかな~。」
単なるアホの子です。
でも、 アホの子の「僕」が言っているのが、
僕の本当に感じていること
(怒られたくない、逃げたい、ごまかしたい)で、
上の二つは、いわば嘘です。
僕は傷ついていない。
感謝している。
納得している。
という嘘です。
僕は、弱い『陰』の面から
自分が傷つくのを防ぐために、
無意識に、自分で自分に
嘘をつくようになっていたのです。
のり子さんは、アホの子になった僕に、
「やったでしょ~」
「ちゃんと聞きなさい」と、
母親のように優しく接してくれます。
僕は、
「は~い」
「ごめんなさい」と従うときもあり、
ぶーぶー言い続ける時もあります。
そうやって、奥さんに『甘える』ことによって、
僕は「ネガティブストロークが受取れない」という
自分の『陰』の部分に向き合っています。
そして、 自分の『陰』へのこれまでの反応、
①「大人」になり、ストレスを無かったことにする
②相手を攻撃するという防御反応
それ以外の選択肢を手に入れる練習をしています。
云わば、奥さんに育て直して貰っている訳です。
のり子さんも、彼女特有の『陰』を持っており、
同じように子供になって僕に『甘え』ます。
その時は、僕が父親になります。
このとき、年齢差は何の関係もありません。
問題は、お互いを心から尊敬し、
信頼し合っているかどうか、
だと思います。
そういう僕ら夫婦の関係について、
「お互いがお互いの『器』なんですよ」と、
例えて下さった方がいます。
以前ブログに登場した、「オリジナル箱庭セラピー」の
熊谷たかお と みお さんです。
自分を受け止めてくれる
『器』が無ければ、安心して、
自分の『陰』(弱みの部分)を
出せないのだそうです。
念のため、ですが
これは社会生活の中ではやってはいけません。
それは、子供が会社に行くようなものですから。
例えば、いい年した大人が、
会社で上司から仕事を頼まれた時に、
「えー、めんどくさいし~。ムリやし。」
とか言い出したら、
その後、かなりエキサイティングなことになるでしょう
『器』に守られているところでしか、
自分の『陰』は、出してはいけないのだと思います。
第二回は以上です。
第三回は、「背景となる理屈」について
書きたいと思います。
ダーリンありがとう
これが、私たちが1年間、一緒に暮らして
今のところ、辿り着いた結論です。
私たちの気づいた「結婚の意味」とは
お互いの「器」になって、
お互いを育てなおす事なんです。
ダーリンは自分の陰の核心に近い所まで、
近づいています。
私は、まだまだそこまで行けていません。
陰の底に、更に深い闇が待っていそうなのですが、
まだ、覗き込む準備が整っていないようです。
いつか、自分を育てなおし、
本当の大人になった時、
初めて直視できるのかもしれません。
☆ 「これから、結婚しよう」 としている方へ
自分の「器」になってくれる人を見つけて下さい。
☆ 「もう、しちゃってるよ」 という方へ
「器」になってくれるパートナーなら、
どんどん甘えて、大人になって下さい。
相手が「器」じゃないと気付いたら、
選択肢は3つですね
☆ 「どうしていいのか、分からない」 って方は
一度鑑定にお越し下さい。
解決できるかどうかは、自分次第ですが、
ヒントくらいは掴めると思います。
さて、ダーリンシリーズ 第三回は。。。
リクエストがあれば、掲載しましょっか(^_-)-☆