アマプラで見られるようになっていたので、見ました。

 

 

松山ケンイチと長澤まさみがダブル主演で、介護殺人をテーマにした作品です。

 

貧困の中、障害を負った父親を引き取ってワンオペ介護をしていた介護士の松山ケンイチ。

そこそこの高級老人ホームに母親を入れ、母と離婚した父とは疎遠になりがちだった、検事の長澤まさみ。

 

私は多分「社会の穴に落ちる前」の長澤まさみ側に生きています。

両親が離婚しているところも同じで、映画では語られていないけれど、長澤まさみの演じる検事は夫や子供がいないような感じがじます。

 

この映画を観て色々と感傷的にはなりましたが、私も強くなったので、感想としては、

・人間最後は絶対に死ぬ。どうあがいても死ぬ。

・悲惨な姿になっても日本にはまだ安楽死制度はない。

・大事なのはお金、お金、とにかく金だー!!!悲しみは変わらないけれど、お金があれば余計なストレスを和らげてくれる。

 

この三点です。

 

母の癌が20年ぶりに再発し、手術します。

先日会った父も、現役で働いているとはいえ、すっかり老人のような風体になりました。

 

私は、どんな困難や災いにも、これからたったひとりで立ち向かうのです。

「ロストケア」に出てくる介護者は私、そして寝たきりの人々もまた、私です。