皆さま、ご無沙汰してしまいました。
前回の投稿から、早くも3ヶ月も経ってしまいました
にもかかわらず、ご訪問くださり、ありがとうございます。
卵巣欠落の影響か、相変わらずの不調もありつつ、お仕事の繁忙期もなんとか乗り切り、新しくできたこともありましたよ。
2024年が始まり、3ヶ月経ったということは、1月スタートの冬ドラマも最終回を迎えましたね。
以降、ネタバレを含みますので、ご注意ください
今期観ていたドラマ(全話観られたわけではないのですが)、共通点があったように感じました。
まずは
『先生さようなら』
最終回で、拓郎が亡くなった由美子に再会し、話をするシーン。
愛する由美子を突然失うことになって、どれほど拓郎は辛かったか。
自分のせいで、由美子の人生は苦労ばかりだったのでは、という後悔と懺悔。
長年苦しんできた拓郎を、由美子が厳しくも優しく救う素敵なシーンでした。
「拓郎さんと結婚して人生が楽になったの」
「拓郎さんに出会えてすごく幸せだった」
積極的に愛の言葉を伝えていました。
由美子は、生前にもっと愛のメッセージを伝えておけばよかった、と思ったのかもしれません。
そして、拓郎はずっと苦しんで、確かにあった、かけがえのない幸せな時間を忘れてしまっていたのか、それともそんな時間を否定しようとしていたのか。
前を向いて歩けるよう、由美子に背中を押してもらえましたね。
続いて
『春になったら』
お父さん(雅彦=憲さん)が亡くなるシーンが無かったのが良かった。
娘(瞳)の結婚式と、お父さんのお別れ会を無事に終えて、その後は
もうお父さんの姿が無かった。それで充分。
憲さんが息を引き取るシーンはなんか見たくなかった、というか似合わない、というか。
余命3ヶ月と告げられ、その時間をどう過ごすのか。
私は父の余命宣告を経験していますが、様々なケースや事情がありますから、みんなが同じではありません。
当人の気持ちと、家族の気持ち。
可能であれば、雅彦のように自分で決められるのが一番良いと、私も思います。
娘を想う父の気持ち、父を想う娘の気持ち。
それなのに、うまく伝わらなかったり、すれ違ったり。。。
そしてこの二人を取り巻く温かい人たち。
大袈裟じゃなくて、日常の中で、お互いを想う優しい気持ちが溢れているんだと感じられました。
私は父と過ごす最期の時間が無かったら、あるいは、(寂しいことではあるけれど)あの時、父が亡くなっていなかったら、未だに気付けなかったことや、理解できなかったお互いの気持ちがあったのでは?と感じています。
本当は、病気をしなくても気づければ良かったのかもしれませんが。
日常が幸せで、お互いを想い合う愛に溢れているのにね。
最後は
『君が心をくれたから』
雨ちゃんが次々に五感を失っていくのを見るのは、毎週辛かったなぁ。
雨ちゃんと太陽くんが二人で幸せになれる奇跡を、最終回では期待してしまった。
でも、そうか。。。 そうなのね。。。
本当はあの時に、太陽くんとはお別れするはずだったんだもんね。
あの時から3ヶ月、一緒に過ごせたことが奇跡だったのね。
その中で、太陽くんはお母さんと再会し、花火を作る夢を叶えて。
お互いの気持ちを感じ合って。
残念ながら太陽くんは亡くなってしまったけど、雨ちゃんが夢を叶えることを後押ししてくれて。
前を向いて努力した雨ちゃんも、夢を叶えて、太陽くんが降らせた雨に、あの赤い傘をさして空を見上げた笑顔が素敵だった。
人はいつかは必ずこの世を去る。
大切な人が去って、悲しくないわけがない。
それでも人は、次の日からも日常を生きていかなければならない。
大切な人が、姿は見えなくなっても、そばに居てそっと背中を押してくれている。
だから前を向いて生きないとね。
失ってから気付くことはきっとあるんだろうけど、何もない日常にも、
愛と感謝を忘れずに感じられたらいいな。
そして、自分が去る時に思い残すことが無いように、愛と感謝を伝えて、やりたいことはやっておかないとね。
というメッセージを、この冬のドラマから受け取った気がしています。
皆さんはいかがですか?
ドラマ、ご覧になっていた方はご感想を聞かせていただけたら嬉しいです。
お休みの日には、大好きな海を見に行きましたよ🌊