皆さま、ご無沙汰してしまいました。
長く暑い夏が続きましたが、お元気でいらっしゃいますか?
私はちょっとした不調がありましたが、ようやく更新することができます
もうだいぶ前の話になりますが、SNS友の方から教えていただいた
西加奈子さんの
「くもをさがす」
を読みました
いつも素敵な書籍を紹介してくださって、ありがとうございます!
少し前に、ご本人が
「世界一受けたい授業」に出演なさって、このご著書についてお話されていましたね。
カナダに滞在中に乳がんを宣告され、コロナ禍で日本に帰国することなく、カナダで手術・治療を受け、乳房摘出という経験をなさいました。
その闘病について書かれた本です。
帯には
「私は私で、最高だ」
とありました。
西加奈子さんのお人柄がよく表れた、ユーモアにあふれた文面ですが、やはり癌を宣告された恐怖や悲しみも綴られていて、痛いほどそのお気持ちが伝わってきました。
しかし、最も印象的だったのは、
女性特有の癌で、乳房を失った。
(私も女性特有の癌で、子宮を失いました)
それでも
「私は、私だ。私は女性で、そして最高だ」
という加奈子さんです。
「もしかしたら私は、他の人から見れば『かわいそうな女性』なのかもしれない。でも私は、自分のこの体を、心から誇りに思っていた。人生で一番自分の体を好きになった瞬間かもしれなかった」
と、両乳房切除した後に断言する加奈子さん。
「自分自身がどう思うかが大切」と力強く語ってくれる姿に、私を含め、女性の癌を同じように経験した方たちの心を強く明るくしてくれる光に思えました。
この強さと愛に心動かされました。
そして、これは女性としての見た目の問題だけに言えることではありませんよね。
”人からどう思われるか・見られるか”
を気にしがちな私に刺さりました。
自己愛
自己受容
皆さまにもシェアしたいこと、また書きますね。
更新が遅れても、気長に待っていただけましたら幸いです
父のお墓参りで、綺麗なお花に会えました
いろんな色のジニア、可愛いですね。