自分の良さ | 読書セラピー(幸せのページ)

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木に吹いた風が緑色になるように
花に吹いた風が芳香を運ぶように
風に言葉を託して届けます。

有名な金子みすゞさんの
「わたしと小鳥とすず」。

ここには、相手の良さと
同時に自分の良さも
認める姿勢があります。

相手と比較しても
自分の良さに
気づいていれば
嫉妬心はぐっと減り
多様な世界を
楽しめるでしょう。

・・・・・・

(わたしと小鳥とすずと)  

わたしが両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
とべる小鳥はわたしのように
地面をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんなうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。