「例えば、苦手な人であっても
『いいこと言ってるな』と
思うことありませんか」
「あります。
『えっ?』と一瞬思うけど
『当たっているかも』
と感じたり」
「これが、マター(事柄)に従う
属事主義です。
事柄に対して
自分なりに納得したら
受け容れる姿勢なので
属人主義のような
危険はありません」
「私はこう思う・考える
という『自分がある』
状態ですね」
「はい。
世の中に絶対の真理は
ありません。
なので情報を仕入れた後
自分にとっては
どうなのか精査し
考える力を
養っていきましょう」
おわり
出典:『自分を信じるということ』(和田秀樹、マガジンハウス、pp.149-150)