“あの人ステキ!
あんな人と友だちになれたらいいな・・・
でも、どうやって友だちになるの?
私、口下手だし、
いきなり話しかけてイヤな顔されたら? ”
と思ったこと、ありませんか?
親しくなりたい、
友だちになりたいという欲求を
親和欲求と言います。
親和欲求は誰もが持っていますが、
表現方法を知らないと
少し難しいかもしれません。
どうすればいいでしょうか。
イギリスの心理学者マイケル・アーガイルは
親和欲求を4つの変数で示しました。
1.スマイルの増加
2.距離の接近
3.アイコンアクトの増加
4.話題の親密性
この4つを実際の行動に当てはめてみるとー
1)友だちになりたい人がいたら、
微笑みかける。
2)その人のところに近づいていく。
3)ちゃんと相手の目を見て話す。
4)相手の名前や好きなことを聞いたら
それを覚えて、話題にする。
ただ、全部、必要というわけではありません。
人には得手・不得手があるので、
得意なものを中心に
4つの中で上手に調整していけば大丈夫。
逆に、距離を置きたい場合は、
4つの変数のどれかを減らせば、
波風立てずにすみます。
せっかくの好意、
うまく相手に伝わるといいですね。
出典:『キレない心を育てる!』(佐藤綾子、講談社、pp.52-54)