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ダメ女にダメ男のカップル、

世の中、本当にうまく出来ているなと思います。

 

私たちは結構、長いこと付き合ったのですが、

彼の浮気で破局しました。

 

彼は当然、自分が悪いとは微塵も思ってません。

なんなら、「浮気するところまで精神的に追い詰められた」

自分は被害者ぐらいに思っていると思います。

 

彼は、どれだけ私がひどい女だったかを周囲に吹聴し、

自己正当化に励みました。

そしてもともと自尊心のかけらもない私は、

その自己正当化をそのまま受けれて苦しみます。

 

私は彼が言う通りのひどい女であり、どうしようもない女だと。

だからこんなことになった。結果がすべて。

 

破局したときは25歳。

このころ、職場も面白くなく、他の人間関係も上手くいかなくて

私の人生で一番、行き詰まっていたときでした。

 

この後、私はフェミニストカウンセリングの道へ歩み始めます。

当時の講座では、

ロビン・ノーウッド著、落合恵子訳「愛しすぎる女たち」という本が

バイブルのように読まれていました。

 

 

私たちはお互いに依存しあっていました。

 

私は自分自身を愛する代わりに彼を愛し、

お金を出すことと母親代わりを演じることで

彼を私に依存させていました。

 

彼に依存されることで、私は生きる理由を見いだせた。

彼は彼で、

私といる限り、自立せず「永遠の子ども」でいる事が出来た。

 

でもそれは、「愛」だったのでしょうか。

違う、とこの本が教えてくれました。