私達が住むこの世界は、
「善と悪」 「自と他」 というような、二元性の世界としてある。
二元性は相対的なもので、
一方があるから他方もまた存在している。
つまり、「悪」というのも相対的なことで、
「善」を判断することの対極を示しているだけに過ぎない。
私達は、客観的な現象と経験から、主観的な判断で、
あることが善で、その対極が悪だと決めつけている。
その判断基準は、判断する者の個人的認識で決まる。
自分の意識を変えることが、あらゆる問題の唯一の解決方法。
この二元性の統合のプロセスは、すべてを無条件に受け入れるという心的態度から生まれる。
以前、あるブログで、上記のような記事がありました。
「悪」は、「善」の対極として存在するだけで、それ自体が意味をもつものではない。
この考え方は、「悪」にフォーカスしがちな私にとって、
見方を変えることが、いかに大切かという気づきになりました。
物事を「善」とするか、「悪」とするかはその人次第。
自分が、良いことだと認識したものだけを受け入れ、
悪いと認識したものは、拒絶し、非難し、変えようとする。
「悪」から生まれたと思っていた苦しみや葛藤は、
それ自体ではなく、それを否定することから生まれている。
肯定すること、
つまり、すべてを無条件に受け入れることが、二元性の統合に繋がる。
とても納得出来る内容だったので、いつかシェアできたらいいなと思っていました。
私は、「たおやかに生きる」 という講座をやっているのですが、
先日、この講座を受けてくださった方から、感想をいただきました。
感想を読んで、まさにこれを実践されたんだなと感じましたので、ご紹介しますね。
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1年かけて終了した講座。
途中トンネルの中にいるような時もありましたが、
達成感とこれからの始まりへの土台づくりだったのかなぁと感じています。
自分自身変わりたくて、
「もっとしなやかに、凛と生きたい」 と思って受けました。
将来のことも今のまま子育てと家事に追われるだけでなく、
何か自分らしく生きられること、
自分が楽しく過ごせることはないか模索していました。
終了して、ぼんやりしていたことが、
1年という、短い期間で明確になり驚いています。
今まで思っていたけど、
「人の為に役にたつことがしたい」という気持ちも
更に大きくなったように思います。
私は私でありつつ、
弱さも認めながら前に進んでいきたいです。
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この方は、出来ない自分を責めていました。
そのため、自信も失っていました。
でも、○○が出来ないからダメなんじゃない。
ということが分かり(腑に落ち)、
まず、「○○が出来ない自分を認める」 ことが出来ました。
そして、「○○が出来ない自分を否定しない」
ということも出来ました。
前述したように、対象を否定することから、苦しみは始まります。
自分の学びの為に選択していることとは言え、
それが分かっていない時は、本当に苦しいと思います。
でも、それを受け入れ、認め、肯定出来たとき、
状況が全く変わっていなくても、
「この私でいいんだ」 と思えます。
自分を認め、否定しなくなると、
自己肯定感が高まり、
自分らしくあっていいんだと思えるようになりますから、
他者に認められたいという欲求や、他者に依存することが減り、
周りの基準に左右されなくなります。
彼女が、講座の最後に作ったアファメーション
「私は、全てを受け入れます」
このアファメーションが作れることを、1年前の彼女は想像も出来なかったと思います。
本当に強くなったなぁと、嬉しくなりました。
今は、目的も出来て、それに向かって進まれています。
人は、周りに左右されて、
いつの間にか、大切なことを忘れてしまいます。
「こうあるべき」・「こうでなければならない」 という刷り込みや、
人と比べることで、自分を低く評価してしまったりします。
その結果、自信を失い、いろんなことが怖くなってしまいます。
他の人(他の人と同じように出来ること)が素晴らしい訳ではありません。
あなたにしか出来ないことがあります。
それをあなたのやり方でやればいいのです。
人は幸せになるために生まれました。
自分の意識を変えることで、物事は違う顔を見せます。
ひとつの物事を多くの観点・角度から見られるようになると世界が広がります。
あなたの選択で、今まで見えていなかったものを見ていきましょう。
「たおやかに生きる」講座については、こちら
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時が止まったかのような異空間
「ゆるり処 朱音」 のHPは こちら
岡山サロン 「FLOW」 のHPは こちら