中学3年生の娘と母親からみえること
少し前のものですが、教育関連の記事に、
中学生の娘さんがいるお母さんのお話しで、こういうのがありました。
中3の娘さんは、1年生の時に、部活の人間関係につまずいて、それからは不登校気味になったそうです。
お母さんは、何とかしようと、とっくみあいのけんかまでもたくさんして、携帯を取り上げたりもしたんですが、
「明日は行く」と言いながらも、
翌日、学校に行けない娘さんに、とても耐えられない心境の日々が続いているとのことでした。
そして、楽なほうにばっかり流れるのが、スゴク心配で、何度も何度も話しをしたんですが、
わかってもらえず、とても情けない思いをしているというのです。
娘さんの希望で、志望校を決めて、受験はしたんですが、残念ながら私立1校は不合格でした。
そんな娘さんからは、次に向けて頑張ろうという姿勢が感じられないそうなんです。
娘さん自身は、
「自分でも、どうして学校に行けなくなるのかわからない。高校に入ったら変わりたい」
と言うそうですが、
姿勢を見る限り、どうしても言葉までも疑ってしまう。
という内容でした。
ボクが印象深いなと思ったのは、2つありました。
1つは、つい先日に書いたブログ と、ほとんど変わらないということです。
中3の娘さんは、
「自分でも、どうして学校に行けなくなるのかわからない。高校に入ったら変わりたい」
と言ってます。
先日の、おしゃべり相手は、
「自分が何がしたいかわからない」
「何がいいのかわからない、みつからない」
「今の仕事でいいのかどうか・・・」
と言ってます。
どっちも、「自分でもわからない」という状態になってしまっている訳です。
コレ、年齢なんてまったく関係のないことなんです。
まだ、高校に入ったら変わりたいと言ってるだけ、中3の子どものほうが、言葉に魅力があるんですが・・・。
もう1つは、お母さんの言葉です。
何度も何度も話しをしたんですが、わかってもらえず、とても情けない思いをしている
これは、伝えるほう(お母さん側)と、受取るほう(娘さん側)の、コミュニケーション・パターンを知らないから起こる問題だったりします。(←レビュー でわかるかな?)
たまたま、この話題は、親子関係のお話しでしたが、
何度話しをしても動かない(出来ない)、社員、従業員、バイト、パート・・・に、似たようなストレスを持ってる人。
何度話しをしても動かない(出来ない)、彼氏、彼女、ダンナ、嫁さん・・・に、似たようなストレスを持ってる人。
何度話しをしても動かない(出来ない)、○○さんに、似たようなストレスを持ってる人。
何度話しをしても動かない(出来ない)、自分自身に、似たようなストレスを持ってる人。
というのは、日常的に、どこにでも起こっていることです。
そして、「自分でもわからない」という状態にもなってしまう。
相手とも、自分自身とも、コミュニケーションがうまくとれないと、こうなってしまうんです。
だからこそ、「コミュニケーション」というものを、真剣に捉えることが大事なんだと思う訳です。
それでも、
「どうでもいいよ」と思う人も必ずいます。
「自分は大丈夫だし」とか、
「子育ては終わったし」とか、
「もう長く生きる訳じゃないし」とか、
自分のことだけしか考えてない人も必ずいます。
でも、コレを読んでくれてる人は、そういう人じゃないほうがいいなとボクは思います。
目先の自分のことだけじゃなくて、子どものいる人はもちろん、いずれ子どもを持ちたいと思ってる人も、
これまでのやりかただけでは、↑のような結果がほとんだということに、気付いてほしい。
それを変えてく手段は、もうすでに目の前にあることを知ってほしい。
早く取組んで、早く子どもたちに教え、伝えてほしい。
ってことです。ハイ。
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