今日は、つい先日のニューヨークタイムズに

”The Wisdom Your Body Knows”

と、表題の通り、フェルデンクライスのワークと

関連している記事がありましたのでご紹介します。

 

 

 

“You might think that in everyday life, the things you see and hear influence what you feel, but it’s mostly the other way around: 

What you feel alters your sight and hearing,” 

〜Barrett writes in “How Emotions Are Made.”

 

 

 原文  https://nyti.ms/34wvDHv 

By David BooksThe New York Times​​​​​

Nov. 28, 2019 

 

 

自動的にスイッチが入る無意識の思考パターン。

物事の見え方や聞こえ方などの五感、

感情、動きと思考の繋がりについて

最新のリポートです。

 

 

 

 

「目覚めた意識が感情、感覚、動き、思考と

ひとつになるとき 馬は道を誤たずひた走る。」

よく知られるチベットの寓話を例に

成熟した人間の未来を語っていた

モシェ・ フェルデンクライス*

 

そのレッスンで思いがけず

これまでできないと思っていた動きを

楽にやっている自分を発見した時は

なんだかウキウキしてきます。


自らの中にある可能性。

 

「私がいなくなってから、

このワークは科学的に証明されるであろう」

 

今年は モシェが亡くなって35年になります。

モシェのメッセージの中のひとつ原文のまま。


“Movement is life. 

Life is a process. 

Improve the quality of the process and 

you improve the quality of life itself.”
 

〜Moshe Feldenkrais

 



モシェ・フェルデンクライスが1979年に

アメリカで指導した五日間のワークショップを

記録した代表的な一冊。

俳優座演出家 故・安井武 氏の翻訳。

 

 

 

*モシェ・フェルデンクライス 

1904-1984)

 フェルデンクライスのワークの創始者。
幼少の頃より、生きるために 独自に護身術を学ぶ。後、パリにて、嘉納治五郎に出会い柔道を学ぶ。ヨーロッパ人として初めての柔道黒帯保持者としてフランスに柔道クラブを創立。パリ・ソルボンヌ大学にて物理学を学び博士号を取得。第二次世界大戦直前まで、キューリー研究所で キューリー氏らと研究をする一方で、手術しても恐らく一生車椅子 と言われた自身の痛めた膝をきっかけに 動きのワークを研究。後に数多くの脳性麻痺の子供たちへレッスンをする。心理学、ニューロサイエンスなど、精神と身体の研究を行い、日本にも来日。ミア・シーガルはモシェの最初の弟子。もうすぐ90歳を迎える現在も モシェの発見を伝え広め続けている。
 
 
参考:  ”Polyvagal Theory” について 

Dr. Stephen Porges による最新の研究の

インタビューはこちら

https://youtu.be/ec3AUMDjtKQ