前回のブログで
レッスンでは見本ををお見せすることがないとお話しました。
では、何から学ぶのか。
そのひとつに自分の身体の右と左があります。
レッスンではどちらか片側 のみにワークを行い
その後どう変化したかを
自分自身の身体の動きや
床に接している様子から左右で比べます。
そして動きやすさをワークした片側から感じ
逆の側では実際に動かず
動き易い側の動きの感覚を想像で再現しながら
同じ動きをイメージだけで行います。
やり易い側の動きが先生となり
もう片方に教えてくれると言った具合です。
するとどうでしょう。
ほとんど動いていないのに
もう片方にも変化がおこるんです。
とは言っても
このクリアにイメージする能力は
最初はあまりありません。
絵を描くとき
音楽を作曲するとき
踊るとき
も然り。
成し遂げた秘訣は
天才であることよりも99%の努力
努力という日本語がぴったりなのかは
わからないけれど。
モシェ・フェルデンクライス博士が生前来日した際
当時日本に滞在していたアシスタントのミアをモデルにし
野口晴哉先生に披露したグループレッスンがあります。
IFFではデッドバードと呼びます。
ミアはその時の思い出からでしょうか
Noguchiと名付けています。
片方だけしてもう片方はイメージで動く。
このレッスンの後、晴哉先生がくださったメッセージ。
http://www.mbsacademy.org/images/pdfs/Revised_ThomasHannaInterview_2015.pdf
この12ページ中程にあります。
私たちみんなにある潜在的な能力。
続けるほどに明確になっていくようです。
”The movement is an opportunity to
learn somthing new about yourself."
-Mia Segal
