おばあちゃんが亡くなった

今日昼過ぎに、
おばあちゃんの所に向かったんよね

向かっとる途中、妹にLINEしたら

「お姉ちゃん、おばあちゃんもう長くないみたいじゃけ

急いで来て‼︎」

って返事が来て、走って施設に向かった。

部屋に入ると、母親が泣いとって、
まさかって思ったけど、間に合った。

泣いとったのは
「今までの懺悔をしとったんよ」って…

ずっと冷静だった母親も
色んな思いが溢れ出たんだと思う。

今日は急に様子が変わったらしく、

呼吸も浅いし、首までチアノーゼが出とって
夜くらいなんじゃないかって話を聞いて
私にも連絡しようと思っとったんよ。って

それから、すぐ妹が甥っ子と来て、

母親がトイレに行って

「おばあちゃんの大好きなコーヒー
飲みたいじゃろうね・・・
ごめんね、変わりに飲ませてもらうよ」

ってコーヒー飲もうとした途端に

横向きになっとった顔が

ゆっくり真っ直ぐになって、
「ん？頭動かしたね！・・・・・」
で、呼吸が止まった・・・。

無呼吸だったこともあって、
長く呼吸が止まるのは頻繁だったし、
しばらく様子を見とって、

「なんかおかしくない？無呼吸よね？

いや、脈打ってないよ、長くない？

ちょっと呼んだ方がよくない？」

そこに、母親がトイレから戻り

「顔がえらい白くなったね、息しとる？」

すぐ職員さんを呼んで、

担当の職員さんが、

泣きながらおばあちゃんの名前を何回も呼んで…

あっけなかった・・・。

でも、苦しんだ様子もなく、

静かに息が無くなったって感じだった。

お母さんには申し訳ないけど

私と妹は、最後看取れて良かった。

お母さんは、

「おばあちゃんは孫二人に看取られて
幸せじゃったね～」
っておばあちゃんの頭撫でて泣いとった。

そこから親戚が来て、私達孫3人で

おばあちゃんの化粧をして、
すごく綺麗にしたよ。

11年施設に居たこともあって、
歴代の担当の人が次々挨拶に来てくれた。
みんなが悲しんでくれて、おばあちゃんは幸せだったな。
本当によくしてもらったなぁって思った。

施設から安置所に移動する時
50人以上の職員さんが列に並んで
みんな仕事を中断し、全員でお見送りをしてくれた。
おばあちゃんは本当に最高の最後を迎えたな～
って、誇らしかった。

親戚が久々に集まって
今の私達は、おばあちゃんが居なかったら
私達は産まれてなかったし、出逢ってなかった。
今家族が幸せに過ごせとるのも、おばあちゃんのおかげ。

私が癌になって、元気になるまで
見届けてくれたんかな～とか
感謝しかない。本当今までありがとね。

天国で思う存分、美味しいものを食べたり、飲んだり
身体を動かしまくって、おしゃべりしまくって楽しんでね♪

又ね！おばあちゃん！
次逢う時まで、しっかり生きるよ♪