
ボランティアで生かせていただている高齢者施設でのことです

Aさんはいつもキチンとお化粧されていて、素敵な洋服を着こなされていて身なりも気遣っておられる90歳の女性です。
私が伺うのをいつも楽しみにしてくださってて、お約束の時間にはお部屋でベッドの上に横になって待っていてくださるんです
心臓と膝に疾患があり、だんだん歩行が億劫になっておられました
ご本人のご要望で下肢のトリートメントをさせていただいています
先日伺った時「最近は膝の具合も良いのよ、治ったみたい」とおっしゃるので
「何か治療しはったんですか?」と尋ねると
「あなたがマッサージにきてくださるからよ」と言われ、ビックリしました

嬉しい!というよりも驚いた、といのが正直な感想です
もちろん、ただトリートメントをしている訳じゃなく
利用者さん良くなっていただきたいって、いろんな想いを込めて施術させていただいてます
でも正直言って、月2回のケアでどれくらいの効果があるのだろうか…とか
ボランティアは自分のエゴではないのか…
と悩んだ事もあります

Aさんの膝の症状が改善した、という医学的な根拠は無いのかもしれないし
私への気遣いで優しい言葉をかけてくださったのかもしれませんが
気持ちの上でとても前向きになられたと感じます。
「Aさんなんてアロマ(マッサージ)があった日は、足が軽くなったみたいで、杖を使うのを忘れて出てこられたんですよー」と施設のスタッフさんもおっしゃってくださったんですよね。
みなさんいつも喜んでおられますよって

そういう声を聞かせていただくと、
本当にやってよかった、間違っていなかったってそう思えます

ありがたいです
