爪と肝臓の関係 | アラフィフ世代の美養生習慣を作る体質改善セラピスト・京都・オンライン

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先日伺ったグループホームにお住まいの93歳のMさんは
すごく足の爪がキレイなんですね~


まだ私も経験少ないので、このようなキレイな爪の方を見かけたのも
初めてだったので少し驚いたのですが

93歳でもとてもお元気で多趣味でおられます
その元気の秘訣が爪に現われているようですね。



では中医学的に観る「爪」とは・・

まず中医学の臓象学説によると爪は「肝」に属します
「肝」の働きは色々ありますが、大きく分けて

①「疏泄」(気血の流れを促進する)作用
②「蔵血」作用(血の貯蔵、血流の調節)
があります

爪の影響としては②の「血」の働きに関係しています
自身の血液の状態を表すバロメーターのようなもの
なので肝の状態が爪に現れます

爪の色がキレイなピンク色をしていると
肝臓にいい血が豊富にあって、状態もいいと
血液もサラサラ流れていてい健康な状態と云えるのです

そうそう先日、日曜のTBSドラマ「仁」をご覧になられましたか?
お姫様の爪がスプーンのように変形しているのをみて
主人公の「仁」が姫が貧血であることを確認してましたよね
爪が反ってスプーンのように変形しているのを「スプーン爪」といい
身体も衰弱し、重度の貧血(血虚)と考えられます

このように爪が血液の流れと関係しているのを
現しているのが分かります

さて、爪には過去の生活習慣を写しており
「生活習慣の記録帳」と云われるんですね~ひらめき電球

形状や色により身体の状態を知り得る手がかりになります
爪の色がキレイなピンク色で、表面もツルツルと艶があれば
血液もサラサラ流れていてい健康な状態と云えますハート


爪は付け根の白い半月で新しい爪が作られ
(爪はケラチンというタンパク質で、皮膚が角化したものです)
1ヶ月で約3~4ミリほど伸びるので今ある爪を見ると
数ヶ月前の生活習慣がわかるのだそうです
例えば1ヶ月くらい前に体調不良や過労があれば
爪の根元2、3ミリの所に横スジが現れています


爪を見て、割れ易い、薄い、スジが多い、変形や
半月が無い、色が良くないと感じたら
血が足りないのか、肝臓が疲れているのか?って
生活習慣を見直してみる機会にもなりますねはにわ

「血」を作ってくれる食べ物・・
例えば人参、ほうれん草、レバー、アサリ、羊肉、ナツメ、ヒジキ、黒い食材など・・を摂るようにしたり
爪の根元のマッサージも効果的なので
あれば、アロマオイルで念入りにケアをされるのもオススメです

また月経期、出産後、手術などで血液が多く失った時
過剰なダイエットなどでも爪の変形がみられるようです。




爪だけでなく
身体のいろんな部分から状態を読み取ることが出来ますが

「顔」から見とれる本もありますので
ご参考になさってくださいね


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