リーグ・チャンピオン・シリーズの残り切符1枚の行方。 | Mr.ROYALの徒然日記 PartⅡ

Mr.ROYALの徒然日記 PartⅡ

ブログタイトルそのまま、「徒然なるままに」書きたいことを書いていこうと思っております。

 

 

 

 トロント・ブルージェイズ、クリーブランド・インディアンス、シカゴ・カブスの3チームがリーグ・チャンピオン・シリーズ進出の切符を手に入れ、残り1枚の切符をかけた戦いとなったロサンゼルス・ドジャース(西地区首位)vsワシントン・ナショナルズ(東地区首位)のディビジョン・シリーズ第5戦は予想もしない形での決着となりました。

 

 

 2勝2敗で迎えた第5戦のナショナルズの先発は絶対的なエースとして君臨し、今シーズンも20勝を挙げているマックス・シャーザー。一方のドジャースはエースのクレイトン・カーショウを第4戦で中3日で起用した関係もあり、ルーキーのフリオ・ユーリアスの先発も考えられたのですが、デーブ・ロバーツ監督が選択したのは第2戦から中3日のリッチ・ヒル

 

 

 …もうこの時点でナショナルズ圧倒的有利。

 

 

 序盤で大量リードを許せばまず勝ち目がないドジャースは早め早めの継投策でナショナルズ打線に的を絞らせず、最少失点差のまま終盤戦で勝負を挑む戦術に活路を見出すしかありませんでした。

 

 

 …そして、試合はその思惑通りに進んだ。

 

 

 序盤のドジャース打線はシャーザーの前に完全沈黙。4回以降は何とかヒットは出るもののシャーザーから得点を奪える気配すらない。しかし、一方のナショナルズ打線は2回に先制し、3回途中でヒルをマウンドから引きずり下ろすものの、その後はジョー・ブラントン、5階からは先発ローテーションの一角であるユーリアスをつぎ込むドジャースの継投策の前に得点を奪えない。しかも6回裏にツーアウト1塁からライアン・ジマーマンがレフト線にツーベースを放つ。当たりを考えれば3塁ストップのはずが、なぜか1塁ランナーのジェイソン・ワースが本塁突入してアウトになるなど焦りが見え始める。

 

 

 そして7回表。シャーザーがジョク・ピーダーソンに一発を浴びて同点に追いつかれ、ナショナルズのダスティン・ベイカー監督がシャーザーをマウンドから降ろし、継投策を選択したのですが、

 

 

 …結果的にこの時のシャーザー交代がナショナルズにとって致命的なミスとなる。

 

 

 ベイカーはここでベテラン左腕のマーク・ぜプチンスキーをマウンドに送るものの続くヤスマニ・グランダルに四球を与えたところで3人目のブレイク・トレイネンをマウンドへ。しかし、前日のサンフランシスコ・ジャイアンツブルース・ボウチー監督が9回の継投ミスで逆転されてしまったように、この試合でもベテラン監督の結果的な継投ミスが大量失点に直結した。

ドジャースは代打カルロス・ルイーズのタイムリーで逆転すると、さらにジャスティン・ターナーの2点タイムリーで一気に突き放す。

 

 

 ナショナルズが代打クリス・ハイジーが2ランを放ってt1点差に迫ったところでドジャースはクローザーのケンリー・ジャンセンを7回から投入してなりふり構わず逃げ切りを図る。しかし、セットアッパー、クローザーを早いイニングから投入したことで最終回を乗り切れるかどうかは微妙な情勢。まさかクローザーのジャンセンを3イニング投げさせる気か?

 

 

 そして4-3でドジャースリードで迎えたまま9回裏。マウンドには3イニング目となるジャンセンがいた。どうやらロバーツはジャンセンと心中する腹を決めたらしい。

 

 

 しかし、シーズン中に3イニングを投げていないジャンセンはさすがに限界だった。

 

 

 1アウトを取ったものの、続く2人に連続フォアボールを与えてワンアウト1、2塁のピンチを迎える。とはいえジャンセンの後に投げさせるピッチャーなんて残っていない…はず。

 

 

 そして次の瞬間、ロバーツがジャンセンを7回から投入した、というよりジャンセンを投入できた理由がはっきりする。

 

 

 …ドジャースの絶対的エース、カーショウがここでマウンドへ。

 

 

 中3日で第4戦に先発し、6回2/3、110球を投げたカーショウが中1日でまさかの登板。それもカーショウが自ら「1イニング限定なら」という条件付きで登板を志願した次第。

 

 

 …これで敵地ナショナルズ・パークは一気に大歓声に包まれ、同時にチームの敗退を予感する。

 

 

 そしてそのムード通り、カーショウは去年のプレーオフで打ちまくり、一躍その名を知らしめたダニエル・マーフィーを内野フライ、そして最後は代打ウィルマー・ディフォを三振に打ち取って試合終了。ポストシーズン最長の4時間32分の激闘はドジャースが制し、リーグ・チャンピオン・シリーズへの最後の切符を手にすることになりました。

 

 

 ナショナルズはシャーザーと並ぶ2枚看板の1人、スティーブン・ストラスバーグと正捕手のウィルソン・ラモスの故障離脱が響いたのか、それとも短期決戦で戦うためには決定的な何かが足りないのかはともかく、本拠地移転からワールドチャンピオンに輝く日も近い、と言われながら今回もディビジョン・シリーズの壁を突破できず、無念の敗退となりました。

 

 

 これでリーグ・チャンピオン・シリーズはア・リーグがインディアンスvsブルージェイズ、ナ・リーグがカブスvsドジャースの組み合わせとなりました。一足先に今日からア・リーグのリーグ・チャンピオン・シリーズが開幕し、第1戦はインディアンスがフランシスコ・リンドーアの決勝2ランで2-0で勝利。ブルージェイズ打線は毎回のようにランナーを出しながらインディアンス先発のコリー・クルーバーに要所を締められ、ブルージェイズ先発のマルコ・エストラーダは完投したものの、リンドーアへの1球に泣く結果となりました。

 

 

 ナ・リーグのリーグ・チャンピオン・シリーズはカブスがジョン・レスター、ドジャースは前田健太の両先発で明日開幕。一足早く勝ち抜けを決めたカブスが休養十分なのに対し、ドジャースは昨日の熱戦の疲労が完全に抜けないまま。そしてクローザーのジャンセンがナショナルズとの第5戦で50球以上を投げたためおそらく明日の試合では起用できない。となると前田ができるだけ長いイニングを投げてリリーフ陣の負担を極力減らすことが求められるのですが、もし第1戦で早々とKOされるような事態になれば、おそらくその時点でドジャースのプレーオフ敗退が決定的になるように思います。

 

 

 ある意味カーショウが先発するであろう第3戦以上に重要な意味を持つ第1戦。

 

 

 前田健太はチームの期待に応えることができるのか?