第87回選抜高校野球大会第2日。
第2試合に登場したわが母校でもある静岡高校は7-1で京都の立命館宇治高校に逆転勝ちし、前回出場した16年ぶりに2回戦へコマを進めました。
チーム打率.419は出場32校中No.1。その打力を武器に今大会の優勝候補に挙げられ、下馬評では有利、と言われても対戦相手は激戦区である近畿大会で準優勝に輝いたチーム。簡単に勝たせてくれるとは思えない。
しかも現在の監督が就任してから夏に2回甲子園に出場していますがいずれも初戦敗退。秋の東海大会を制し、東海王者として迎えた直後の神宮大会でも初戦で東海大菅生に4-7で敗れ、全国レベルではまだ勝ち星を挙げていないのも事実。だから優勝候補、と言われてもピンとこないですし、全国レベルでどのぐらいの力を持っているのかもわからない。昨夏の甲子園に出場したレギュラーが6人残っているのは強みではありますが、打力の評価は高いものの投手力に不安がある、というのが専門家たちの評価。勝つためには序盤に大量点をもぎ取って試合の主導権を握ることが必要、と考えておりました。
案の定、初回にいきなり先制され、かつ相手のエースが左腕であるのに対して静高打線のスタメンは5人が左打者。初回が終わった時点では何となくヤバい展開になりそうな予感がしていたのですが、
…その心配は無用でした。
1点リードされて迎えた3回に一気に4点を奪って逆転。
…もはやこの時点で試合にならなくなった、と直感しました。
さらに5回にも3点を追加し、7-1。立命館宇治打線は2回以降は3塁も踏むことができず、終わってみれば近畿大会準優勝チームに完勝。現監督就任後、甲子園での初勝利となりました。
2回戦は大会第7日の第1試合で千葉の木更津総合との対戦が決定。この木更津総合というチームも昨秋の関東大会で準優勝に輝き、下馬評ではダークホース的な存在。仮にこの試合を勝ったとしても続くベスト8ではその神宮大会を制し、今大会でも優勝候補筆頭に挙げられている仙台育英と、昨夏ベスト4でその時のエースが残っている敦賀気比の勝者との対戦ですからまあ次から次へと難敵揃い。さすがは全国大会。簡単に勝たせてはくれない。
去年のセンバツの覇者である龍谷大平安が延長11回の末に浦和学院に敗れて姿を消した今大会。果たして紫紺の優勝旗を手にするのはどのチームか?