話は前回のブログの続きから。
昼間、大塚の萬劇場で舞台「黄金郷~中田氏は高慢で候~」を観終わった後、私が向かったのは池袋のシアターグリーン。目的は劇団M.M.Cの舞台「セイギノミカタⅡ~Life is Beautiful~」を観に行くため。
この舞台を観に行くことにしたきっかけは前回のブログで書いた通り。ただし、いつ観に行くかについてはこの時には決めておらず、状況に応じて行けそうな時に行く、と言うスタンスでいましたので事前にチケットは確保せず。それでも1本目の舞台を観終わった後、当日ハシゴする方がまだ楽だ、と言う結論に達し、大塚からそのまま池袋に直行することにしました。
こちらの舞台に客演として出演していたのは劇団6番シードの看板女優、宇田川美樹さん。
宇田川さんは前作「傭兵ども!砂漠を走れ!」では主役の「伍長」役を演じ、男っぽい役からおばあちゃんに至るまで、シリアスからコメディまでなんでもござれ。本人曰く、「台本があればどんな役にでもなりきれる」とのこと。その代わり、ひとたび本番が終わって舞台から降りてしまうと途端に静かな物腰の人になる。まあ、最近舞台を観に行くようになって知ったのですが、結構役者稼業をしている方は舞台上と普段の姿とのギャップが大きく、ご挨拶をする時に驚くことが多いのですが、宇田川さんもまさにこんな感じの方であります。
さて、話を本題に戻しますが、今回の舞台は「セイギノミカタ」と名のつく通り、登場人物は「ヒーロー」。男の子なら「仮面ライダー」や「ウルトラマン」シリーズ、「秘密戦隊ゴレンジャー」に始まる戦隊ものシリーズ、女の子では「プリキュア」シリーズですか。老若男女問わず、様々な形で子供の頃から接してきた「正義のヒーロー」は数あれど、今回登場する「ヒーロー」たちはすべて、
子供の頃に無条件に受け入れた「正義のヒーロー」とは似ても似つかない存在。
かつての「勧善懲悪」がまかり通っていた時代はとうに過ぎ、価値観が多様化している中で、自らの存在意義に悩み、それぞれの「幸せ」をつかむために思い悩む。、
今回の舞台はそんな「面倒くさくて」「人間くさい」ヒーローたちをサポートするための架空の部署「ヒーロー窓口」で起こる物語が中心となります。
親子揃ってヒーローになりながらも、それゆえに親子の確執に悩み、
イケメンと見ればすぐに恋に落ち、失恋すればその場で凹んで他のメンバーに慰められ、また別のイケメンを探す。
結婚を間近に控えたヒーローカップルは、ヒーローとして生きるための心構えが固まらずに思い悩み、
必殺技の名前を叫ぼうとして毎回噛んでしまう当主は、克服するために早口言葉の特訓を受ける。
本来悪役のはずなのに、話の流れからダークヒーローとして登場してしまった2人組は、「正義」と「悪」とは何が違うのか、その答えを見つけるために自分たちの「正義」を貫き通すことを決心し、
次々と仲間と別れて最後には1人になってしまったヒーローは、自分の信じる道を歩く。
まあ、どいつもこいつも面倒くさい連中。
でも、こういうストーリーは嫌いじゃない。だから、この舞台を観に行ったのは決して無駄ではない。
こういうことがあるから、やっぱり舞台を観に行くのは面白い。
ps:舞台終了後、かつて6Cの舞台に出演していたメンバー数人と久し振りのご対面。(うち女性2人は開場前に正体バレバレ。)いやあ、本当に6C絡みのネットワークは強いものと思わず感心してしまいました。