ジョシュ・ハミルトン、同地区のライバルチームへ移籍。 | Mr.ROYALの徒然日記 PartⅡ

Mr.ROYALの徒然日記 PartⅡ

ブログタイトルそのまま、「徒然なるままに」書きたいことを書いていこうと思っております。

【セール】MLB ロサンゼルス・エンゼルス AC Classic Tシャツ (レッド) Maj...
¥2,625
楽天

 テキサス・レンジャーズからFAとなり、今オフの野手の目玉と言われていたジョシュ・ハミルトンロサンゼルス・エンゼルス5年総額1億2500万ドルで入団合意。来シーズンから同地区のライバルチームのユニフォームを着ることになりました。



 ハミルトンについてはレンジャーズ残留、あるいは打線強化を図りたいシアトル・マリナーズボストン・レッドソックス、ミルウォーキー・ブリュワーズと言ったところが獲得に乗り出している、と言う噂はありましたが、ふたを開けてみれば予想もしなかったエンゼルス。去年のオフにアルバート・プホルス
C・J・ウィルソンの2人を獲得し、当初はザック・グリンキーの残留交渉を行っていたこと(結局グリンキーは6年総額1億4700万ドルロサンゼルス・ドジャースと契約)からグリンキー残留ならペイロールの関係からハミルトン獲得の可能性は限りなく0。グリンキーの引き留めには失敗しましたが、去年に引き続き、ジェリー・ディポートGMによる大物釣りがまんまと成功し、かつライバルチームの戦力ダウンと言う副産物をも生み出すこととなりました。



 とはいえ、今のエンゼルスにハミルトンが必要だったのか、と言うと疑問であります。



 1つ目の理由としては、エンゼルスの外野陣が飽和状態であること。



 トリー・ハンターがFAでデトロイト・タイガースと契約したとはいえ、来シーズンのレギュラー候補としては今年の新人王であるマイク・トラウトは不動として、プホルス加入のあおりを食らってポジションの変更を余儀なくされたマーク・トランボ、守備と足だけなら十分レギュラーを獲る力を持っているピーター・ポージャス、そして今やエンゼルスの、いや、MLBきっての超巨大不良債権となったバーノン・ウェルズ…。(そういえばレジー・ウィリッツはどこに消えた?)



 まあ、ハミルトン獲得によっていよいよウェルズは年俸総額削減のため放出は決定的ではありますが、残り2年4200万ドル分をどうやって破棄する?戦力的にはもはや役立たずであるウェルズとはいえ、年俸2100万ドルの選手をベンチウォーマーにするわけにはいかない。この問題を解決するめどが立ったのであれば戦力面で言えば間違いなくウェルズよりは役に立つ。ハミルトンに何番を打たせるかで状況はかなり変わってきますが、プホルス、ハミルトン、ケンドリー・モラレス、トランボと続く中軸打線はリーグ屈指の破壊力。先発投手陣の整備が進めば来シーズンの優勝候補の筆頭にあげてもおかしくはないでしょう。



 そして2つ目にして最大の理由としては、ハミルトン自身の健康問題。



 ご存知の方も多いと思いますが、ハミルトンは1999年のドラフト全米1位指名でタンパベイ・デビルレイズ(現タンパベイ・レイズ)に指名されて入団。将来のスーパースター候補として順調に成長していた…はずでしたが、交通事故に巻き込まれてから麻薬とアルコールにおぼれ、伸び盛りの20代前半を棒に振っております。2006年オフにルール5ドラフトでシカゴ・カブスに指名され、その直後にシンシナティ・レッズにトレードされてから才能が開花。そしてエディンソン・ボルケスとのトレードでレンジャーズに移籍後の活躍については…今さら触れるまでもないでしょう。



 今やMLB屈指の人気選手であり、その実力についても今や誰も異存を挟む人間はいないのですが、20代前半を麻薬とアルコールとの戦いに費やしてきたハミルトンの肉体は他のアスリートと比較すると劣化するのも早いのでは、と言われております。そんなハミルトンとの複数年契約、それも4年、5年と言ったレベルでの巨額契約はリスクの方が大きい。ハミルトン本人は長期契約を望んでいたのですが、2011年の開幕前に結んだ契約が2年総額2400万ドル、と言うことを考えると、やはりレンジャーズとしても長期契約はリスクが大きいと判断していることがうかがえます。だから今回、よくハミルトンと5年契約を結んだものだ、とディポートGMの決断には非常に驚いております。



 実力は超一流、しかし健康問題から長期契約のリスクが非常に高いハミルトンと5年契約と言うギャンブルに近い契約を結んだエンゼルス。前任のトニー・リーギンスが残した負の遺産であるウェルズのおかげで活躍できなければボコボコに叩かれることは必至であることから、ハミルトンにとってもこれからの5年間は非常に大事になってくるように思います。長期契約を結んだ時点からダメになる選手を何人も見てきているだけに心配ではあるのですが、まあ、レンジャーズ時代の打棒をロサンゼルスでも見せてくれるのではないか、と期待もしております。