意図的に本質の部分から話をそらそうとしていませんか? | Mr.ROYALの徒然日記 PartⅡ

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ブログタイトルそのまま、「徒然なるままに」書きたいことを書いていこうと思っております。

生活保護どう思う? ブログネタ:生活保護どう思う? 参加中


 人気芸人の母親が生活保護を受けている、と言う話から始まり、その芸人の実名を公表して以来、その芸人に対するバッシング報道が続いている昨今。しかし、現在の報道姿勢については、どうにも違和感を感じております。その理由はただ一つ。



「本当に問題にしなくてはいけないことは何ですか?」



の部分がすっぽり抜け落ちていること。



 それ以前に、根本的な問題として、人気芸人の身内が生活保護を受けていることって、そんなに悪いことなのですか?



 もっとも、最初に人気芸人の実名を公表したのが、片山さつき参院議員であることを考えれば、彼女がどんな目的でこの問題を提起したのかがミエミエですし、



「ね?私って、弱い人の味方でしょ?」



とドヤ顔で自画自賛している様子が目に浮かびます。実際にはそんなことは全く考えておらず、ただスタンドプレーに走っただけだと私は思っているのですが、その理由については後ほど触れることにしましょう。



 確かに年収3000万とも、5000万とも言われている人気芸人が、なぜ自分の母親に援助を差し伸べなかったのか、と言う感情論に訴えれば、大方の心優しい(と自称している)人間は



許せない!」



「なぜそれだけの収入があるのに、自分の母親に生活保護を受けさせるんだ!」



と言った怒りの声をあげるでしょう。実際、現在の生活保護制度においては不正受給が問題となっており、生活保護制度を悪用する輩が後を絶たないのは事実。実際、生活保護を受けていながら、普通のサラリーマンよりぜいたくな暮らしをしている、という報道が流れれば、



 「なぜまともに働いていない人間が、自分たちよりいい暮らしを送っているんだ?」



と言う気分になります。これは当然でしょう。人間社会のみならず、自然界における大原則は、



「働かざる者、食うべからず。」なのですから。



 しかし、病気やケガのためにその原則をどうしても果たせない人たちがいるのも事実であります。



 不正受給については厳しく追及しなくてはいけない。これは当然。



 本当に保護が必要なところに支給されるように、制度を改善するべき。これも当然。



 それと今回の吉本の芸人バッシングとは何の関係があるのでしょうか?これはどう好意的に解釈しても、「問題のすり替え」以外の何ものでもないでしょう。



 考えられることは、彼を生活保護制度を悪用した輩の代表格に仕立て上げ、表向きは現行の生活保護制度に対する問題点を提起する形を取る。それと同時に我が国の「アホ」マスコミが大好きな「魔女狩り報道」によって世論を感情論で支配させたうえで、「給付引き下げ」「親族の扶養義務の厳格適用」と言った支給基準を厳格にするための下地作りをするために利用した。この形なら、片山議員も「アホ」マスコミも自分たちが「正義の味方」気取りでいられるし、本来問題にしなければいけないことから目をそらすことができる。



 ここからはわざと意地の悪い言い方をしますが、基本的に日本と言う国は表向きは民主主義国家の形を取っていますが、実際は官僚主義国家。個人の権利に関しては簡単に行使できないように難しく、難しく仕組みを変えるのが常套手段。仕組みがややこしければたいていの人間は申請自体をあきらめる。仮に申請があったとしても、ちょっとした書類上の不備があれば受給を断る口実ができる。そうすれば生活保護の申請受付の件数自体が減少する。件数が減れば仕事は楽になる。役人にとっても願ったりかなったりの展開ではありませんか?



 つまり、彼らがやろうとしているのは「弱い者いじめ」以外の何ものでもないのです。



 この場面で本来やらなくてはならないのは、



「生活保護制度って、そもそも何のためにあるのか?」



という原点回帰じゃないんですか?どうも彼らの報道を聞いている限り、その部分がずれているような気がしてならないんです。そもそも不正受給の問題にしたって、この部分がすっぽり抜けているから起こった問題じゃないんですか?



 そんな当たり前すぎる結論に達したところで、この文章終了。