92年. 軽音楽部の先輩からチケットを入手した

僕と友達Hは、12月の夜の寒空の中 バイクに
跨って プライマルの大阪公演へと出発した。。
200キロを走った所で 寒さは限界に達し、
バイクを投げ捨てるように倒して
ドライブインに駆け込んだ。
凍えながらうどんをすする
僕らを見て隣に座っていた男性が 
声をかけた。「兄ちゃん達どこいくん?」
聞けば男性は関西方面に行くところと言って
僕らを乗せてくれることになった。
一夜の奇蹟。
翌朝早く 彼のおかげで僕らは
無事大阪に着いていた。
 
開演までどうやって過ごしたか記憶にないが
夕方会場に着くと 
席の無いオールスタンディングのホールはすし詰め状態で
眩しく揺れる照明、ラウドな音響、
モッシュ/ダイブとどれをとっても
生まれて初めての体験だった。
 

この時の僕らはこの作品が ACID HOUSEと
ロックの融合したものであると知らず
もちろん、これがアンドリューウェザオール
によるプロデュースワークであるとは
知る由もなかった。ただ快楽のための音楽で
あることは肌で解った。
その後僕らはレコードを買い求めるうち
気づけばDJの荊の道へと進んでいた。
 
sabers of  paradise/ wilmot  (12inch single)
 
 
2000年を迎える頃になってやっと
ウェザオールのプロデュースや作品、
彼の功績について意識するようになる。
WARP RECORDからの sabers o paradiseや
後のtwo loan Swardsmen 、
彼の関係したレーベルSABRETTSのことなど。
 
アンダーグラウンドであることの意味を投げかけ
テクノロジーによって産み落とされる音楽の
可能性を拡張し続けた先駆者
                   ーAndrew Wetherall
 
2020.2.17 享年56歳
永遠の安息を求め旅立った.
 
R.I.P.