意外なところにあるユダヤ人の国 | せぐ吉の読書ブログ

せぐ吉の読書ブログ

本読みながら、好き勝手書いてます。

今日はこちらです。

「意外なところにあるユダヤ人の国」



参考文献は、吉田一郎さんで「国マニア」(ちくま文庫)



◇◇◇

意外なところにユダヤ人の国がある。ユダヤ人自治州。

極東、万里の長城の東のはずれあたり。


◇◇◇

なぜ、こんなところにユダヤ人の国があるのか?

建国は1934年。当時ユダヤ人はヨーロッパで迫害されていた。

ソ連は一定の力を持つユダヤ人を味方につけるため、国内の土地にユダヤ人の国を作った。

(当時、過激な行動の目立った満州国との国境で、緩衝帯としての役割も期待された)

ただ、環境が厳しく入植する旨味の少ない土地であったこと。ソ連の政府よりの干渉や迫害も多かったこと。などの理由より、入植は進まなかった。


◇◇◇

現在でも、ユダヤ人自治州は存続している。しかし、ほぼ名前だけの存在で、ユダヤ人の割合は、現地の人口の2%と少ない。