今日はこちらです。ウィリアム・H・マクニール(増田義郎・佐々木昭夫訳)『世界史(上)』中公文庫
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「国が推奨する宗教だったり、会社が設定してくる理念だったり。これらは何のために主張されるのか。」
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キリスト教も、コンスタンティヌス帝の時代以降、ローマ帝国政府にとって重要な支柱になった。キリスト教の司祭たちの多くはこの皇帝と協力する熱意を示し、コンスタンティヌスおよびその後継者を、神によって帝位に選ばれたものと見なした。この単純で説得力のある思想は、軍隊による簒奪の露骨さに、ほんものの正当性の衣を着せてくれた。
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まぁ、経営理念のしっかりした会社の方が長続きする…なんてのと同じ読み方をしてもらえれば。
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これら宗教や理念が回される背景には、「俺たち家族だろ」「俺たち仲間だろ」みたいな共通の想いが隠れているように思います。
法による秩序だけでは、利害の絡んだ揉め事が起きた際の調停が乱暴になってしまう。ただ「家族だろ?」という気持ちを伝えるための文言(共有された物語)が用意されているだけで、すんなり説得できてしまうケースも多くなる。
率直なとこで、この辺の役割が期待されているのではないでしょうか。
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