みなさま、ごきげんよう
いつもご訪問いただきまして、ありがとうございます。
梅雨入りとなりました。
今年は、今日梅雨入りしたところが多いようでございますね。
街中では、至るところに紫陽花が。
雨に濡れて豪奢に花を咲かせております。
別名、「シチヘンゲ(七変化)」。まさに時間の流れとともに彩を変えてゆく魅力的な花です。
とはいえ花に見えるのは萼(がく)。花は中心の小さな部分です。
これだけの重い花ですが、雨続きだとさらに大きくふっくらと咲き誇ります。…去年は雨が少なくて、咲きも出来ぬうちに枯れ落ちるものが多かったのですが、雨続きの予報が出ている今年は、紫陽花日和となりそうですね。
しかしこの紫陽花。
美しいからと、つい手を出して触れてしまいたくなったり、中にはうっかり料理のあしらいに使ってしまうかたもいらっしゃるようですが…
紫陽花には、毒があるといわれております。
このご時世で、「あるといわれる」
…とはまた曖昧な表現ではございますが、つまり…紫陽花の葉には毒があると昔からいわれておりました。
が、最近では毒のあるものとないもの、つまりある程度の地域差、個体差が出ているそうです。
それって、逆に怖い。あるならある、ないならないのほうがいっそ分かりやすいですものね。
紫陽花には、体調のすぐれない時や、ちいさな子供たちが触るのは避けたほうがいいのでしょう。
体調の悪い時に牙をむく…
美しい花には棘ならぬ、毒もございます。
どうぞ、迂闊にお触れにならないように
ご注意くださいませ。
今日の一曲
「あじさい」~山崎まさよしさん
紫陽花は、歳時記で紐解くと夏の季語。
正岡子規に、こんな俳句がございます。
「紫陽花や 昨日の誠 今日の嘘」
七変化する紫陽花の、曖昧ならではの、美しさと罪でございます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200610/15/florencefiore/10/b0/j/o1080028614772065765.jpg?caw=800)
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