こんにちは。


前回の記事に続いて、スカルラッティについてです。


下矢印前回の記事はこちら。



前回予告しましたが、K1〜200の中で私が個人的に好きな曲を選んでみました。


550曲もある中から選曲をすると言うのは至難の業。


ショパンのエチュードのように難しくはないので、パパッと初見で弾けるレベルですが、


それでも、曲の良さを理解するにはある程度弾かないと分からない。


それに弾けども弾けども、500曲どころか、50曲さえも大変で、、アセアセ


そう思うとスカルラッティのソナタ の楽譜は、選曲バージョンが多く出版されているのは、有難いです。


それらの楽譜は、550曲をどれだけ絞っているのでしょうか、、??




例えば


前回にも載せた私の持っている

URTEXT ブダペスト原典版。


全曲555曲からセレクトし

200曲に絞っています。




それからこちら、ヘンレ版は、





全4巻 合計104曲。

5曲に1曲の割合ですね。





上矢印こちら シャーマー版。

全2巻で 60曲に絞っています。

550曲を良くぞ60曲に絞れたもんだー。






上矢印全音版。

これも60曲。

選曲内容はシャーマー版と同じでした。







上矢印こちらは ペーター版

150曲を選曲しています。



その他、

春秋社版で50選曲という楽譜も見つけました。


まだまだ色々ありそうです。


どれも結構厳しく選曲していますね。



選曲の基準が、とても気になりますが、


やっぱり、、その人の好みでしょうか?



因みに、全集では、ロンゴ編のリコルディ版や、ケネスギルバート編のHEUGE版があります。



これらの曲集で思ったのですが、


皆さん結構選曲が似ている。


つまり、いいなと思う曲は、皆んな結構似ているってことですね。


ヘンレ版が選曲していない曲の中で、シャーマー版や全音が選曲しているのは、14曲。

(あくまで〜K200での範囲での話です)




じゃあ選曲されていない曲は、そんなに面白くないの?


と疑問に思われる方もいると思います。


私も気になり、選曲にあぶれた曲を弾いてみました。


ブルー音符むらさき音符ピンク音符


確かに、、


スカルラッティの良さがあり、素敵な曲もあるのですが、、


どちらかというと練習曲っぽいものが多いかも。


素敵なハーモニーの出だしでも、


途中からシンプルな和声で何度も繰り返してたり、、


つまり、音楽的には聞き飽きてしまう曲が多いかもしれません。



確かに一般的には、


こうした選曲集があってくれるのは

とっても有難いことかも知れません。



前置きが長くなりましたが、


私の、

ごくごく個人的なランキングです!!


K1〜K200の中から


25曲選びました。


曲の特徴を3つに分け


右矢印 詩的情緒のある曲には イチョウ

右矢印 明るく元気な曲には ひまわり

右矢印 スペイン民族性のある情熱的な曲には 赤薔薇


を付けて見ました。


K1 イチョウ
K9イチョウ
K11イチョウ
K24 赤薔薇
K25 赤薔薇
K27 赤薔薇
K29 赤薔薇
K30 イチョウ
K69 イチョウ
K82 ひまわり
K96 赤薔薇
K103 ひまわり
K106 イチョウ
K107 赤薔薇
K113 ひまわり
K114 赤薔薇
K119 赤薔薇
K120 赤薔薇
K122 赤薔薇
K132 イチョウ
K141 赤薔薇
K145 ひまわり
K151 イチョウ
K159 赤薔薇



そしてその中から

以下は、私のベスト12です飛び出すハート

(数字の小さい順)



K1 イチョウ
K9 イチョウ
K11イチョウ
K24 赤薔薇
K25 赤薔薇
K27 赤薔薇
K69 イチョウ
K82 ひまわり
K103 ひまわり
K107 赤薔薇
K114 赤薔薇
K119 赤薔薇
K141 赤薔薇
K159 赤薔薇


やはり、比較的情熱的な曲が好きです。


フラメンコの曲や、アラブ音楽にもみられる、非和声音の入った悲嘆や哀情たっぷりな和声やリズムがたまりません!


今後、折々スカルラッティのチェンバロ演奏をご案内出来たらと思います。


ブルー音符ハートハートハートブルー音符