こんにちは。


やってまいりましたー。ニコニコ

スカルラッティ  ソナタ特集!


今回は、全集からのセレクトです。キラキラキラキラ


(こちらも是非ご参考に〜)



さて結果から見て頂きましょう。


これは、あくまで私個人の趣味で選んだ曲ですので、ご了承ください〜。


因みに、番号はカークパトリック(K) です。



(拡大してみてくださいね)




555曲

100曲ずつコロンに分けてみました。


この表は、私がチェンバロを始めた1990年から現在までの34年間で、

コンサートのプログラムに選んだ曲です。




//があるのは、例えば2回弾いたことがあるのは/、

3回弾いたことがある曲は、//と記しています。

(数字だけは一回だけと言うことです)




こうして表にしてみると面白い!


200番台の後半から300番台の殆どが、

私の好みとしてはイマイチだったと言うことになります。


実はここ数日、500番台、つまり500番から555番までを弾いてみて、好きな曲をセレクトしてみたら、

なんとこの表と全く同じだったんです!!



30年前も今も

私の好みは変わっていないと言うことです。照れ


好きな曲が一番多いのは、100番台ラブ


100番以前400番台は、少し(10曲に1曲の割合)


200番台500番台は僅か。


300番台はほぼ無し


と言った具合です。




私が曲をセレクトする基準は、

ハーモニーです!キラキラ


中世紀、イスラム教の支配下にあったスペイン、アンダルシア地方で生まれたギターで演奏されるフラメンコの音楽の元となる、

哀愁のこもったハーモニーが

(イベリア半島の民族音楽)


が大好きです。ハート




今回こうして意識的に選択していて感じたのですが、

スカラッティは、好きな曲とそうでない曲との

差が大きい!!


好きな曲は、その曲の構成もハーモニーも絶妙なのに対し、


それ以外の曲は、


まさに、バロック時代のチェルニーの練習曲集


アルペジオや飛躍音、スケールなど、

まさにテクニックを鍛える練習曲なのです!


本当に同じ人が作曲したのでしょうか!?


と思いたくなるくらい

違うのです。



きっと、「これは練習用に」、とか、「これは演奏会用に」、とか目的を考えて作曲していたのでしょうか。。




それはさておき、


スカルラッティ555曲から

どれを選ぼうか、と考えている方がいらしたら、

是非、この表を参考にしてみてください。




因みに、

500番台のランキング1位は

(あくまで私のとって)

519番ですキラキラキラキラ拍手拍手


この曲は、次回のリサイタルのプログラムに入れようと思っています〜ハート


ブルー音符ブルー音符ブルー音符





こんにちは。


この夏の南イタリア旅行記


第5回目は、

イタリアの長靴の地形の踵の先に当たるプーリア州の最南端の街、

サンタ・マリア・ディ・レウカ

をご紹介します。




(地図の赤い丸レッドがサンタマリア・ディ・レウカ)





イタリア半島とボスニアなどのあるバルカン半島の間にある

アドリア海


イタリア半島の南とギリシャ半島との間にある

イオニア海

合流する地点。


(どちらも地中海の海域です)






(サンタマリア・ディ・レウカは青い丸ブルー)




この地図からも分かるように、

ヨーロッパのキリスト教の人々が、

キリストの生誕地 エルサレム (イスラエル) へ巡礼に行く際、出航する港でもあったようです。

でも当時は、北ヨーロッパからはるばるここまでやって来ても、

イスラエル付近が戦争中で近づけなかったり、

病気になって歩けなくなったり、

など色々な理由で、この地点で巡礼を断念しなければならなかった教徒も多かったようです。














そんな教徒たちに、


祈りの場として設けられた


Basilica santuario di Santa Maria de Finibus Terrae

最終地点の聖母マリアの礼拝堂 聖堂


海を渡れなかった人々が、


ここを巡礼の地として

祈りを捧げていた場所





16世紀前後に、トルコ人やサラセン人の襲撃にあい、

何度も破壊され再建されたそうです。




この教会が火災にあい、その後

修復された聖母子のフレスコ画ですが、、








聖母マリアとキリスト様の部分だけは、焼けずに残っていたそうです。


以下はオリジナルの聖母子の絵





ミラクル、、




あしあとあしあとあしあと



今日も最後まで読んで下さり有難うございました。


インスタの画像も良かったらご覧ください〜





あしあとあしあとあしあと



こんにちは。


イタリア紀行。

第4回の街は、レッチェ(LECCE)  です。




レッチェ= 赤印



(前回の記事)




レッチェ は、長ぐつ地形のイタリアの踵にあたる場所にある、バロック時代の建造物が特徴の街です。


旧市街中心地は、端から端まで徒歩で回れる距離。


(ただ少し離れたホテルから徒歩で観光したら、1日に1万5000歩あるき、フラフラになりました。)


レッチェ には、バロック洋式の教会がたくさんありました。 今回はその豪華な教会を、そしてバロック時代の絵画も幾つかご紹介したいと思います。




先ずは、サンタクローチェ教会




ファザードが豪華過ぎて圧巻。びっくり





この土地独特の柔らかい石で出来ているため、

リリーフ装飾が作りやすいようですが、


それにしても彫刻芸術の宝庫。


ファザードだけでも彫刻の芸術品!


一日中観ていても飽きない、、







教会の中。


カピテッロ と呼ばれる、柱の頭部の彫刻が

これまた素晴らしい。






特に、蔦類(?) の葉のリリーフが素晴らしい。


ここ葉っぱのリリーフで、バロックらしい豪華さがより増しているように思います。






至るところに、神話に登場する半人半獣が見えます。



いったい、

どれだけの芸術家がどれだけの時間をかけて

掘り上げていったのでしょうか、、?





中央前方の祭壇


背後の柱は、全面リリーフ彫刻!!びっくり



拡大して見てみると、、



たくさんの人が刻まれている!!









あしあとあしあとあしあとあしあと



次は、ドゥオーモ広場と大聖堂





肉眼で見るよりも、


写真に撮って拡大した方が、よく見える。ニコニコ























天使の表情が、どれも明るくて可愛い〜ラブ


























あしあとあしあとあしあとあしあと







最後にバロック様式の絵画を少しご紹介します。


(モチーフは教会に関するものばかりです)






聖アガタ


シチリア人のこの女性は、


美しいが故に、ローマ人権力者の目に止まってしまった。


彼女に相手にされない腹いせに(?) キリスト教徒だと言う理由で拷問されることに、


女性のシンボルである乳房を切り取られてしまう!





絵のした方に見える、切り取られた乳房とハサミが

グロテスクすぎる、、!!ガーン



のち、キリスト教の聖女として崇められた聖アガタは、

近代は、乳癌患者の守護聖人としても慕われています。









本を読む男


バロック様式独特の


真っ暗な背景に、

顔だけが、スポットライトを浴びたように明るくなっています。


顔の表情といい、皺といい、その影といい、、


人間の顔の描写に焦点を当てた、


カラヴァッジョ的スタイルの描写です。








こちらの絵は、


不貞を働いた女性が、


石打ちの刑を受けるために連れさられるところ。



そこへキリスト様がやってきて、

(ピンクの洋服)


「彼女のしたことを罪とみなして、罰を与える権利が、君たちにはあると言うのか?


ここにいる人の中で、これまでに罪を犯したことがないと言う人がいるのか?」


と訴え、彼女は処刑を免れたと言う話の場面だそうです。





連行する女性を好奇心旺盛な眼差しで見る男の

描写が素晴らしい。。








こちらの絵は、キリスト様とご両親。





温かい眼差しをした家族を想う優しい表情の

キリスト様の父ちゃん、


ジュゼッペ (ヨーセフ)



マリア様も美しいラブ






最後の絵もキリスト様のご家族の肖像画。


(真正面から撮ると光が当たるので、

斜めから撮っています)



聖母マリア様は、健やかに眠る息子のそばで、

縫い物に専念しています。



外から、キリスト様の幼馴染の聖ジョヴァンニ (洗礼者ヨハネ) が元気よく入って来ます。


キリスト様のそばでエンジャルが目を覚さないよう静かに!と 指を口に当てています。




この絵を依頼した人の肖像画が右下に描かれています。



キラキラキラキラキラキラ


次回は、 

イタリア最南端部の街をご紹介したいと思います。




読んで下さり、

有難うございました。スター