好きな武将は誰ですか?と聞かれたら、織田信長公です
今年の大河ドラマ『どうする家康』が盛り上がっている徳川家臣団の中では、結城秀康と本多忠勝が好きです
本多忠勝と言えば、幾度も戦に出陣したけれど、傷一つ負わなかった勇将として有名ですね
その忠勝が愛用した槍が、「天下三名槍」(てんがさんめいそう)の一つ【蜻蛉切(とんぼきり)】
名前の由来は、刃先にとまったトンボがスーッと半分に…という切れ味からのようです
(当たったトンボ…など、諸説あります)
元々の作りが素晴らしかったとしても、その後の手入れがキチンとしていなければ切れ味を保つことは出来ません
一流は道具の手入れを怠らないんですね
だからこその一流でもありますか
※天下三名槍の他の二つ
「御手杵(おてぎね)」⇒一時期、結城秀康が所有していた
「日本号(にほんごう)」⇒「黒田節(くろだぶし)」で謳われた”日の本一の槍”として有名
その蜻蛉切の実物が展示されているとのニュースが目に留まり調べたところ、静岡県三島にある佐野美術館で開催されている「日本刀の匠たち」(特別展示:佐野美術館の名刀)展に展示されていることが分かりました
三島かぁ…
新幹線を使えば東京駅からは1時間もかかりませんが、往復で1万円
蜻蛉切を見るためだけですと「う~む…」と言う感じですが、他にも行きたい所があったので、安く行けるルートを探して行くことに決定しました
刀剣乱舞とコラボしている企画が開催されていて、若いお嬢さんたちも多く来場されていましたね
肝心の蜻蛉切は、360度、ぐるりと見られる展示でした
少し暗めの照明の中、輝く刃先がとにかく美しかったです
私は刀剣全体に興味がある訳ではないので他の展示はさーっと見終えてしまい、最後の最後に展示されている蜻蛉切に集中
実物を見ることが出来て、本当に嬉しかったです
ここから徒歩で30分ほどかけて、柿田川湧水公園へ向かいます
三島へは4~5年前に立ち寄りましたが、三嶋大社と源兵衛川沿いを少しだけ歩いて終わってしまい、柿田川湧水群へはぜひ行ってみたいと常々思っていました
「やりたいことノート」の27番です(笑)
まずはランチ
公園の駐車場に隣接しているキッチンかわせみで、とうふ味噌田楽定食をいただきました
富士山の湧水を使って作ったお豆腐はしっかりしていて、3種のお味噌の味もとても美味しかったです
お水が美味しいからでしょう、ご飯もお味噌汁も美味しかったです
こちらのすぐ裏手に、古民家を利用した料亭風のかわせみ本館があります
豪華なのにリーズナブルなようなので、次回はそちらで湯豆腐などで豆腐そのものの味を楽しみたいと思います
お腹がいっぱいになったら、散策の開始です
正門前を通り越し、第一展望台へ向かいます
柿田川の最上流部のこちらは、写真の左手に湧き口があります
右側にも流れの一部があり、開けた景色を楽しむことが出来ました
第二展望台は「柿田川ブルーホール」と呼ばれています
神秘的って、こういうことを言うのかな?
写真でお伝え出来ないのがとても残念でたまりません
けっこうたくさん撮ったのですがどれも今一つでした💦
水の神様をお祀りする貴船神社の分社があります
通称「船付場」と呼ばれている湧き間です
とにかく、清らかな水がこんこんと湧き出す様子は飽きずに見ていられました
木製八つ橋からの眺め
この景色がとても気に入ってしまいました
この右斜め上あたりに第一展望台があります
遊歩道に入ると、水の流れる音と野鳥の声しか聞こえません
冬場なので人出が少なく、この空間を独り占め
とても贅沢な時間…
たっぷり深呼吸をしてきました
徳川家康はこちらの環境をとても気に入り、当初はこちらへ隠居所を設ける予定でしたが予定変更
実際の隠居所は駿府になりました
でもここを隠居所にしたかった気持ち、行ってみたらよく分かります
「いずみがしらじょう」と読みます
柿田川湧水公園は、それほど規模が大きいものではありません
ゆっくり見て回って1時間もかからないくらいです
途中で何ヶ所か50~70段の階段があります
観光案内所で「湧水を巡るゴールデンルート お散歩マップ」を見つけました
とても素敵なルートなので、来年のGWか夏休みに歩きに行けたらいいなぁ
その時は有料特急を使って、少し楽していくことにします
おまけ
熱海駅に停まっていた、とてもアロハな電車
何のキャンペーンかしら?