リブログさせて頂きました


〈本文から〉

最近では薬では問題が解決しないということがだんだん周知されるようになり、薬を減らしてみようと思う人達や親御さんも増えているようですが、やはり情報不足でうまくいかないことも多いようです。


もちろん医師に相談したところで無駄なことが多いので、自分で調節していかなければならなかったりするのですが、精神薬は人それぞれ減らし方が大きく違うということもあり、止めたり減らしたりするのはとても難しいです。


正直やってみなければわからないという部分が多く、一概には言えないので困ってしまうのですが、大まかに言うとやはり精神薬は年単位で少しづつ減らしていくのがいいと思います。


特に知的障害の方や統合失調症状態になったことある人など、元々脳に弱い部分のある人というのは、とても慎重に進めていった方がいい気がします。

大抵の人は、精神科医も含めて、精神薬のことをすごく気軽に考えているのだなと思います。


普通の薬のように、だめだったら減らしたり止めたりが簡単にできると思っている。


飲ませてみて、効かなかったら止めればいい、副作用が出るようだったら減らせばいい、そんな風に、簡単にはいかないのが精神薬です。

そしてどんなにゆっくり減らした場合でも、体質によっては一時的に良くなった後に悪化(飲んでいた時よりも悪くなる部分が出て来る)することもよくあるので、下手に止めたり減らしたりしない方がいいということもあるのです。


止めて良かった!という方も大勢いるので一概には言えないのですが、知的障害、学習障害や発達障害の人、統合失調症状態を経験した人が一度飲んだ抗精神病薬(メジャー)を止めると、かなりの確率で結局は悪化して再服薬、と言う道をたどることが多いように思います。


再服薬しないで済んだ人も、何かしらの脳機能低下が継続的に続いてしまうということも少なくありません。


(これは精神障害のみの人やHSPの人、抗精神病薬に限らずベンゾや抗うつ剤などにも言えるかもしれません。)


しかし特にお薬の管理が自分ではできないレベルの方で、保護者さんが考えてお薬の調節をしようと思った場合、まずは軽く考えないということが大切です。


さらに担当医から減薬や断薬、変薬の提案があった場合、おかしいな、と思ったら、

「それはちょっと待ってください。」

と言える知識を持つことも必用だと思います。



落ち着かない子どもをスクールカウンセラーが精神科につなげて

安易に投薬を始める、という風潮は怖いですね…


娘は小学校までは優等生で先天的な発達障害とは言えませんが

自然体でなった優等生というより幼少時から強迫的な緊張感が常にあった感じでストレスには弱いHSPです。


思春期に周囲のペースに合わせようと無理をしすぎて(本人も無理しているという自覚が余り無いまま)発症し

強迫行為による行動緩慢で日常生活に大きく差し支えてきました。


初診のクリニックで「カウンセリングと薬どちらが良いか?」と聞かれ本人が投薬を希望したようです。

(3年半の服薬後に減断薬→悪化)


いま思えば「長文読解がしにくくなった」と言っていた時点で休養と栄養を最優先にすべきだったのですが…

経験しないと腑に落ちないことは色々ありますね。


〈続く〉