不忍通りから一本入ったところに、三菱創設者岩崎家本邸
があります。
往時は、一万五千坪余りの敷地に20棟もの建物が並んで
いたそうです。
現在の正門は、少し奥まったところにあります。
でも、長いアプローチは当時を偲ばせます。
鬱蒼と木々が茂り、森の中を行くような感じだったのでしょうね。
堂々たる洋館が現れました。 明治29年に、ジョサイア・コンドル
の設計で建てられた新しい日本を象徴するような建物です。
シュロが植えられていて、異国情緒たっぷりの景観です。
建物の中も見学できるんですよ。 ワクワク!
でも、中は撮影禁止なのでお見せできません。
すみません!
中は、ルネサンスやイスラム風のモチーフが取り入れられていて
客室天井はシルクのペルシャ刺繍の布張りになっていたり、
柱などにはすばらしい装飾がされていて、壁紙も立体感のある
模様の和紙が使われていて、感激しました。
バルコニーからは、広々とした芝生のお庭が見晴らせます。
ガーデン パーティーもされたんでしょうね。
外国の賓客を招くための迎賓館として使われたのでしょうね。
岩崎家の居住空間は、こちらの和館だったそうです。
当時は、建坪550坪もあったそうです。
華麗なる一族の暮らしは、どんなだったんでしょうね。
別棟として立つスイスの山小屋風のビリヤード場。
洋館から地下道でつながっている秘密の遊技場だった
ようです。
明治の華麗なる風を体感できて、幸せでした!