会社を辞めた後、さっそくリフレクソロジーの学校へ行きました(結局3か月で資格がとれた。)
そこで「代替医療」「ホリスティック医学」や基礎的な「解剖生理学」などを学びました。
「わお、今まで興味があったことを系統立てて教えてもらえている!」
と、毎日が新鮮でした。
「アロマも何か資格をとっておきたいな。」と通信教育も始めました。
「足だけでは物足りない。」
「全身のマッサージを習いたい。」
「でもこれ以上お金を使うのは嫌だな。」
というわけで「身体も顔の施術も習得できて、さらにお給料がもらえる」某エステサロンに入社することにしました。
離職率の高いエステ業界での仕事は、確かにハードでした。
が、ある程度質の高い技術を習得できて、スパルタ式に施術の経験を積むことができました。
(あの頃ひよっこの施術を受けた方々、ごめんなさい・・・。)
しかしやはりここでも、自分のやりたいことと現実のギャップが出てきました。
チェーン展開しているエステ店での営業が心苦しくなってきたのです。
はじめに高いチケット(数十万)を購入していただいて、それを消化していくというあたりまえの方法です。
チケットが終わりそうになると、当然次の購入を促します。
基本的にはローンを組む形になるのですが、それが何重にもなっているお客様もいらっしゃいました。
もし自分がお客さんだったら・・・。
「自分の好きな時に施術を受けたい」
「高額のチケットは買いたくない」
「再来店を促されたくない」
「でも現実的には自分が望むような営業方法は無理なのかな?」と思っていました。
結局半年後に辞めることになるのですが、理由は意外なところにありました。
エステシャン必須の「脱毛」がどうしても習得できなかったのです!
当時はまだ電気脱毛が主流で、毛穴に鍼のようなものを刺して電流を流すというものでした。
が、私は「医者でも看護師でもないのに人に鍼を刺すなんて・・・。」と腰が引けてしまったのです。
人間もともと興味のないこととか好きじゃないことは、全然上達できないんですね。
先生や先輩にいくら叱られても、いくら練習しても、恐ろしくて手が震えてしまってました。
また新たな決断がせまっていました。
ここまでお読みくださりありがとうございました!