先日実家に行くと、甥が居た。

私が実家に入ると、たまたま玄関に居た。

それはそれは可愛くて仕方のない子である。

外でのことは知らないが、私にとっては

とてつもない暴風雨のように良い子だ。

 

甥たちが私に

本当の愛というものを教えてくれたと思う。

(私は愛を知らずに生きてきた訳ではない。笑

何もなくともただひたすらに愛しい存在とは

どういうものかを教えて貰った。)

あの子たちが幼い頃、一緒に過ごした思い出が

いつまでも私の心を温めてくれるのだ。

それは今でも胸に、

小さかったあの子たちを抱いているような、

陽光で輝く温かい大気が胸から湧き出て広がり、

私を包み込むようなような感覚だ。


私はこの感覚を思い出しては幸せとは何かを知る。

忘れないように何度も思い出す。

そして私は何と幸せであろうか

と何かに感謝せずには居られなくなる。

「アナタニモ、ワケテアゲタイ。」

チェルシーみたいだ。

 

あの小さかった子たちは

すっかり私よりも大きくなり、

全てに於いて私を追い抜いている。

 

そんな子が久しぶりに会うと、ハグをしてくれた。

それで二人でげらげら笑っていると、

私を抱え上げてお風呂まで運んでくれた。

私はデブである。

 

彼が腰でも痛めはしないかととても心配だったが、

(私が抱っこしていた子が、

私を抱えられるようになり、

こんなに大きくなったか!)

と感無量であった。

私は風呂で少し泣いた。

 

我が人生に悔い無し!

その日私は次元を超えたのであった。


私は時空を超えたのだ。
ワッハッハー!