私が妹を哀れに思うエピソードに
目玉焼き
｢普通って何よ？｣
｢何さ？？｣
｢何なのさ！？えぇ！？オラ！｣
目玉焼きがあります。
何故かは知りませんが、
我が家では目玉焼きは両面を
焼いておりました。
父がぐじゅぐじゅした食べ物が
好きではなかったのかも知れません。
私もドロドロした特に白身が苦手なので、
不都合は感じませんでしたが。
さて、小学校の家庭科の調理実習の
初の調理は卵料理が
多いのではないかと思うのですが。
妹は目玉焼きだったそうです。
私達は台所仕事が身近に育ったせいもあり、
目玉焼き等は普段から作っていました。
が！
そう、我が家は両面焼き。
調理実習ではフライパンに少量の
お水を入れて蒸し焼きにする
片面焼きの目玉焼き
が課題だったそうで。
注意散漫なのに手慣れた妹は
あろう事か班全員の目玉焼きを
我が家流に両面焼きにして
家庭科の先生から
ド叱られたそうです。
もしかして、妹のせいで
班員全員も叱られたのかな。
班員なら理不尽に叱られて腹も立つし、
妹は妹で立場が無かったでしょう。
哀れなり、妹よ。
それが普通だと思っていたんだもんなぁ。
普通って、何だろう。
教えて貰わないと知らない普通って
沢山ありますよね。
先生が悪いなんて思いませんが、
自分の『普通』にド叱られて
怖かったのではないかと思うのです。
もう何十年も昔の話。
それでも姉としてはその日に戻って、
普通の目玉焼きの作り方を
伝えたいと思うのでした。
妹、哀れなり。（笑）
｢普通って何よ？｣
｢何さ？？｣
｢何なのさ！？えぇ！？オラ！｣