本日、フィギュアスケートを題材にした漫画『メダリスト』をもとに、オリジナル二次創作インスト楽曲「アポロン」を投稿しました。
今回は私にとって初めての試みとして、エレクトーンの即興演奏×Suno AIによるアレンジという方法で楽曲を制作しています。

 


◆『メダリスト』という作品への想い
以前から何度かブログでもお話している通り、私は『メダリスト』が大好きです。

アニメ化される前から会社のスピーチで作品を紹介し、布教に成功したことがあるくらい好きな作品です!

 

登場人物は全員魅力的なのですが、その中でも特に心惹かれるのが、結束いのりさんのコーチを務める明浦路司先生です。
司先生は一見すると明るいムキムキお兄さん(←)なのですが、実はかつてアイスダンスの選手として挫折を経験し、夢を諦めざるを得なかった過去があります赤ちゃん泣き
だからこそ、才能があるのにスケートができなかったいのりさんに手を差し伸べ、コーチとして再び氷の世界に戻るという道を選びました。
個人的にとても印象的だったのが、司先生が小学生であるいのりさんのことを「いのりちゃん」ではなく「いのりさん」と呼んでいたことですニコニコ

作者のつるまいかだ先生の細やかな人物描写には、本当に何度も心を動かされています。

◆もう一度夢に向き合うということ
司先生の状況とは全然違いますが、私自身もかつて音楽の仕事を志していた時期がありました。その道を一度は諦めた経験がありますが、それでも今もこうして音楽を作り続けています。
日々の生活を送りながら、大切なものにしがみつき泥臭く続けていくことの難しさ、そしてそこに縛られていることへの葛藤を常に感じています。

そんな中、先月公開された『score60 牧師と子羊』というエピソードを読んだ時、大きく心を揺さぶられ、気付いた時にはもうエレクトーンの前に座っていました看板持ち
そして久しぶりに楽譜を書かず、ただ頭の中に浮かんだ情景や感情をそのまま音にしていきました。
もちろん即興演奏なので、途中で「次何弾こう?昇天」と迷っている部分もあります。今回投稿した動画の中でテンポが遅れて聞こえる箇所は、実際に私が次の音を探していた箇所です。
しかし、今回はあえてそのテンポの揺らぎを修正しませんでした。なぜならその不安定さこそが、迷いながらも前へ進もうとする司先生の姿と重なるのではないかと思ったからです。

◆Suno AIによる、もう一つの創作との出会い
今回、この即興演奏をSuno AI(v5.5)でアレンジしてみました。まだしっかりとした形になっていないこの曲を、別の表現へ発展させてみたいと思ったからです。
即興演奏には、完成された楽譜通りの演奏とは違う揺らぎがあります。迷いながら次の音を探す時間や、感情が先走って少しテンポが揺れる瞬間。こういう部分は、普通だったら「未完成な部分」として整えるべきなのかもしれません。
ですが今回Sunoは、その揺らぎを残したまま、一つの楽曲として広げてくれました。私自身このことにとても驚きましたし、自分とは違うもう一人の編曲者と一緒に、この曲を完成させたような嬉しい気持ちになりましたにっこりキューン
AIは「自分の代わりに作品を作るもの」ではなく、自分の中にあるまだ輪郭を成していない感情を、別の形へ広げてくれる存在になってくれるかもしれません。

◆フィギュアスケート音楽としての「アポロン」
実は『メダリスト』を知る以前から、私はフィギュアスケートが好きです。どれぐらい好きかというと、宇野昌磨さんや高橋大輔さんのアイスショーであるIce Braveや氷艶も現地で観覧したくらいですよだれ
また、鈴木明子さんが演技で使用された「愛の讃歌」のアレンジが、かつてエレクトーンプレイヤーとして活躍されていた平沼有梨さんによるものだという情報を知ったときは本当に嬉しかったです!ラブ
フィギュアスケートの楽曲は、ヴァイオリンやピアノを中心としたクラシカルな編成が多い印象があります。
そのため今回の「アポロン」も、実際に氷上で滑る姿を想像しながら、壮大さと透明感のある音色を選んで演奏しました。

◆動画イラストについて
司先生は初めて描きました。む、難しかった……ネガティブとりあえずパーカーの紐はミミズ色で塗っておきました笑
かつて思い描いた夢を胸の奥に秘めながら、それでも静かに空を見上げている姿を描きたいなと思いました。
華やかな舞台の中心ではなく、誰かを支えるために氷の上に立ち続けることを決意した人。そんな司先生の明るさと繊細さの両面を表現できていたら嬉しいです。



◆おわりに
今回の「アポロン」は、即興演奏を投稿するという私にとって初の試みとなりました。
漫画から受け取った感情をエレクトーンで音にし、その音をSuno AIによって別の形へ広げる。感情がいくつもの表現方法を通して少しずつ形になっていく過程が新鮮で、とても楽しかったです。
『メダリスト』という素晴らしい作品への感謝を込めて!愛
お楽しみいただけましたら幸いですにっこり