「気に入らないのなら
気に入るように、改造すればいいじゃない」
私の中の、オバン・アントワネットが毎回そう言います。
「どう改造するかが大切よ・・・(言うのはカンタンなんだよな)」
と現実のオバンはゲームしながら考えています。
今回の改造品は
「ペラペラのシーチングなんかでプリントだけ豪華にしても
ちぐはぐでぱっとしねーのに、
値段だけはセール価格でも3000円もしちゃって高すぎだろ」
なトートバッグの改造です。
3000円はブランド料+プリント加工代+刺繍代だと割り切っていますので
「もう本当にペラペラで
トワル用の使い捨てシーチングなんかで
バッグつくるんじゃねーよ」
な本体部分をどうにかしないといけません。
※オバン・アントワネットも現実のわたしも口は悪いです。
手順1 バック本体と裏地となる生地の水通しをします
「糊で生地ごまかしてもアタイの目はごまかせねーんだよ。
シーチングなんでまずは洗濯機で容赦なくガンガンに回すぜ。
ほら、めちゃ縮んだやん。
でもプリントの定着はいいし、刺繍部分は縮まないわ。
加工業者がんばったな~さすがだよ~」
手順2 バック本体を全部ほどきます
「洗う前にほどいた方が簡単だが
縫い代がボロけるのがいやなので、先に洗ってやったぜ。
最近はこのナイロンテープで縫い代始末か。
これは3年もしたら劣化でボロボロ。
土嚢袋などの工業資材の余りものですか?」
手順3 芯地を貼り、シーチングに張りと厚みを加えます
「洗いざらした表生地の感じがいいから
薄手で伸びが適度にあるやつを貼るわ。
結局、名もなき合繊の薄手芯地が一番使いやすいな(ダンレーヌ系)」
手順4 本体をまるっと縫い直しします
「厚地に強いJUKI SL-700EX、買ってからロクなものを
縫わせていないが、
やっとまともな布をガンガン縫ってもらうよ~。
うん、いいよ、いいよ~。
あっ!糸が古くてボロけてる。
シャッペも15年以上ものだからもう買い替えだな~」
そして 完成!
「やってしまえば1時間でできてしまった。
カンタンなつくりだからなあ。
それにしてもちょっと前ならこの程度の品質で(つまり裏地付きで)
3000円で売っていたのに・・・
品質が落ちてきたな~。
う~ん、いよいよヤバいな」
百戦錬磨のデザイナー、パタンナー、縫製さんが
場所をゆずったのか、
企画という名の商社丸投げが増えまくって(これは以前からね♡)
商社も「〇を△と言いくるめて売るのがオレの仕事」と思っているのか
「これでこの金額??」
な布製品が増えてきました。
大丈夫?日本?
国内と海外の価格差が激しすぎるんじゃないの?
デパートに流行りの服を視察にいくと
コートなどが一番びっくりしましたが
どれもこれも国産ブランドで「70万~」 (←インバウンド向け?)
まとも?な品質のものは
「もんげ~~!!!」(妖怪ウォッチ コマさんより)
な価格で売られるようになっています。
価格は現代を反映していてよいですが
庶民の財布とミスマッチきわまりなく、
ますます売れ行きはキビシイでしょう。
今から30年前、オバンが洋裁にいれあげていたころ
「もう、家庭の洋裁は滅ぶな。安価で品質もデザインもよくて
洋裁する意味がない・・・」
とガッカリしながらやっていたものですが
今となっては
「意外と家庭の洋裁は滅ばなかった。
というか、マトモな服は高価すぎて買えないし
安価なものはシンブルすぎて
デザインも面白味がないものばっかりだから、
また洋裁しないと欲しいのない・・・」
と変わってきました。
自分が好きなもの、打ち込んだものは自分を裏切らないので
細々だけど続けていこうと思いました。