複雑な感情に足を取られ過ぎて
下へ下へ
上へ下へ持て遊ばれた


“大丈夫だ”と確信していた心にさえも
裏切られそうで
見捨てられそうで



「うなだれればうなだれる程 造花に水を遣りたくなるもんだ」



全てを嘘で交わし続けていたら
いつの間にか
見えるものまで見えなくなってしまった
早く目をちゃんと見開いて 光を取り込むべきだろう



此処が何処かも把握しないまま
もしかしたら消えていくのかもしれない



「嘆けば嘆く程 喉が渇いてしまうようなもんだ」



人に耳を傾けない僕は少しでも話を聴いて欲しいから
自分の中の軸がぶれてしまった時
何もかもが面倒臭くなってしまうのだろう



永遠に想い詰めていても
何一つ



望みは



叶わない







ミキ。