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フロリダ(タンパベイエリア)より

アメリカフロリダ州タンパベイエリアでの生活記です。

昨日、とうとうあのケーシー・アンソニー事件 (娘ケーリーちゃんが殺害された事件)の判決が降りました。陪審による判決は、殺人については(計画性のあるなしに関係なく)全て無罪で、警察への虚偽申告について軽罪(misdemeanor)4件を認めただけでした。


検察側には状況証拠しかなく、また地元では事件に関して先入観を持たない陪審員を確保するのが難しいということで、他地域から陪審員を集めたことからも、OJシンプソン事件と似ていると言われたこの事件。


事件が起きたのはここから車で一時間弱のオーランドだったので、比較的早い時期からニュースが耳に入って来ていました。


正直、子供~ティーンエイジャー、特に女の子が行方不明になる事件ってのは珍しくなく、ボランティア総出で2~3日間探しても見付からない、となると、本人がわざと雲隠れしているような場合を除けばまず残念な結果に終わってしまうことが殆ど。ケーリーちゃんの場合も同じでしたが、遺体が発見されたのは何と半年後、しかもボランティアが何度もくまなく探した、自宅のすぐ近くという結末。


正直言って、あれだけしつこく地元テレビで何度も報道されていたら、特に興味がない人でも、母親であるケーシーが無罪か有罪かについて、自分の考えを持ってしまうのが当たり前


一人娘が失踪した後にショッピングやパーティーを楽しむ姿(ソースは店の防犯カメラの画像や友人の撮影した写真)もテレビ各局で公開されてました。


ケーシーは高校中退後定職に就かず、母子で実家にパラサイトしていたのに、なぜか「ナニー(子守)」がいて、その女性がケーリーちゃんともども失踪した、というのが当初のストーリー。ちなみにアメリカでナニーというのは普通、住み込みあるいは通いで、週末を除けばほぼ専属・フルタイムでずっと同じ家の子供の世話をする、いわゆる一家の使用人。


働いてもおらず、旅行や入院などの事情があるわけでもないのに、自宅外に住む「ナニー」に30日間も娘を預けっ放しってのもおかしいし、どうやってナニーの給料を払っていたのかと思ったら、このナニーは架空の人物だったことが判明。同じ街に住む、この架空のナニーと同姓同名の女性は厳しい取調べを受けてひどい迷惑を被ったらしい。


このあたりで、良識ある人ならばまずケーシーという人物はまともじゃなさそうだと思ったはず。(実際、裁判において検察側は彼女のことを「病的な噓つき」と呼んでいましたが、精神鑑定ではシロだったので裁判は続行。)


しかしこの他にもすごいことが・・・


マスコミの取材攻勢で大変だったことは想像できますが、そんな時に何とケーシーの両親が、「週7日、24時間オンコールのボランティアのパーソナルアシスタント」を募集するとマスコミに公言したんですね。取材自粛のお願いではなく、メディアへの露出で忙しいから無償のパシリが欲しいということらしかった。


パーソナルアシスタントってのは要職にある人や芸能人が雇うものなのに、ちょっとセレブ気取りにも程があるのでは、と。それまで熱心に捜索のボランティアをしていた人々も一気にしらけムードシラー。ちなみにこの両親も何か妙な人々なんだよね。父親は元警察官(殺人事件の刑事だったという情報も)で、母親は看護師なのに、孫の失踪?溺死?への対応がその筋の人たちとは到底思えない。


ここまでアンソニー一家に協力してるのに、娘であるケーシーは警察の取り調べに非協力的で全然新しい手がかりが出て来ず、結果「ケーリーが自宅付近を徘徊するうちに事故に遭った」というシナリオで、自宅の周囲を何度も何度も捜索するしかなかったらしい。その、何度も何度も捜索した所から6ヶ月後に白骨化した頭部が見付かったわけで・・・


ちなみに、「ケーリーが不慮の事故によりプールで溺死。幼い頃からの性的虐待を通してケーシーに圧倒的な影響力を持っていた父親が、ケーシーを伴って孫の遺体を隠し、破棄した」というストーリーはこの裁判が始まって初めて出てきた話なんです。その前は、プールとか、溺死とか、そんな可能性を示唆する検死結果などは全然発表されてなかったし、ケーシーが家族から虐待を受けていたなんて話もゼロ。


働きもせずに実家に居座って遊んでばかりなのに、当時の彼氏との外泊が連続30日を越えるまで親には問い詰められなかったらしいし、トランクから異臭がしたという「ケーシーの車」も、実は両親所有。ケーシーによって乗り捨てられ、挙句レッカー移動されたその車を、多分数百ドル以上払って引き取ったのも両親。どう考えても好き放題やってたとしか思えないんですが。虐待にも色々あると思いますが、少なくとも、弁護側が主張するように、ケーシーが父親の影で常に怯えて暮らしていたようには見えません。


そんなこんなでオーランドはもとより、タンパベイエリアでもかなりの人がそれなりの先入観を持っていたこの事件。地元オレンジ郡で先入観のない陪審員を集めるというのは至難の業ということで、タンパベイの一部であるピネラス郡から陪審員を集めることに。


しかしこの不景気の中、8週間かかるといわれたこの裁判の陪審員になりたがる人はまずおらず。8週間、家族とも離れてオーランドのホテルに缶詰、テレビや新聞も見られず、インターネットや携帯電話も使えない。家族との面会や電話も監視付きですよ。予備選抜で選ばれてしまい、どうしても本選抜から落とされたいがために嘘をつき、それがバレてしまった人がいたのですが、法廷での虚偽申告は重罪です。数百ドルの罰金とともに、1~2日収監されてました。ついにはホームレスシェルターで陪審員候補者を探すべきだなんて話も出てきたし(TVやネットにもあまり影響されてないだろうし、彼らにとっては陪審員の日当は素晴らしい報酬になるはず、という理論)。


しかしながら、この事件をベースにした映画やドラマの話も持ち上がっているようで・・・タンパベイの住民としてはもうお腹一杯、しばらくこれ関連のニュースも聞きたくないんですが、仕方ないですね。


週末から何となく元気のなかったしっぽフリフリ。草を食べて吐くこと一回。これはたまにあることなのであまり気にしなかったけれど、いつもは大好きな夜の長い散歩でさえ、途中で帰って来たがるように。朝や昼間、夕方の散歩でも、隣家の前あたりでさっさと用事を済ませてまた家に入りたがります。



暑さでバテてるのかなあ、なんて思ってましたが、雨の後でとても過ごしやすい気温の日にも、やっぱり遠くに行きたがらなかった。これはやっぱりおかしいんじゃないかと。


食欲はあるし、トイレも大小共に普通だけれど、いつもみたいに人について回らず、ひとりで誰もいないベッドルームで何時間も寝てる。


触ったところわんわんの体温が高い感じがすることも数回。ずっと家の中にいて、運動もしてないのにおかしいなあ、と思ったけれど、私の体温や体調のせいで普段より温かく感じるのかも、ということで夫には言っていなかったんだけど、夫も、わんわんの手触りが熱い感じがする、と言い出して、やっぱり発熱してるんじゃないかということに。


ネットで調べてみると、犬の体温は人間用のデジタル体温計で測れるということなので(一度犬に使ったら犬専用体温計になりますが)、ビデオを参考にチャレンジ。ワセリンを塗って直腸温を測った訳ですが、100.9°Fと通常範囲(101~102.5°F)内でした。二人でわんわんの全身をくまなく触ってみましたが、触れて痛がるところもないし、念のため伸びかけた爪も切ってみたけど、相変わらず散歩は超短縮バージョン。


独立記念日の3連休に入る前に一度獣医さんに診てもらおうということで、翌朝動物病院に電話したところ、ありがたく午前中の早い時間にアポが取れました。ここは3人の先生がいて、今まで全員に診て貰ったことがあるのですが、そのうち一人はセミリタイアされているようで、今回は代診の新しい女性の先生の担当になるとのこと。普段の3人は皆熟年世代なので、何となく、「獣医学校を卒業して間もない若い女の先生」を予想していたら、彼らと同じ年代の、サバサバした気のいい感じの女医さんでした。



「普段と比べて元気がない」、くらいしか私達にわかる症状はなく(人間で言えば不定愁訴ですね)、とりあえず深刻な問題のあるなしを判断して貰えれば安心、という程度の期待での受診でしたが、いやー、物言わぬ動物相手なのに獣医さんは凄い!


脱水症扁桃腺炎


が見付かりました。脱水は視診・触診では指摘されなかったけれど、院内でやってくれた血算でわかった様子。あと、肛門腺が一杯になっていて(2週間前の検診時は正常だったけど)、これが原因で体調が悪くなることもあるということなので絞ってもらい、また胃酸が逆流しているらしく、口の中に唾液が溜まっている状態だそうで。吐いた後も連日草を食べたがっていたのは、吐いてすっきりしたかったからなのか。


熱については、体温上昇と低下が交互に起こることもあるので、平熱が測定されたからといって発熱が起きていないとは言い切れないんだそうです。人間でもそういうことはあるよね。



脱水症改善のために輸液をする、みたいなことを言われたのでIVに繋がれるのかと思ったら、背中への皮下注射でした。抗生物質の注射を受けて、クラバモックス(抗生物質)とファモチジン(胃酸抑制薬、日本で言うガスター)の内服薬を処方され、お会計は$230也がま口財布まあ、連休中にアタフタして動物向けのERに駆け込むことを考えたら、安心料ってことで納得しませう。クラバモックスは一回一錠だからいいけど、ファモチジンは一回1/4錠・・・ピルカッターを使ってもポロポロと崩れてうまく割れず、かなりアバウトな量になってます。


わんわんは脱水が軽減されたせいか、目に見えて元気が戻ってきました。まだ散歩は超短縮だけど、家の中では以前みたいに人をフォローするし、熱心におもちゃで遊んでいたりします。昨日は夫から貰った新しいぬいぐるみを庭に埋めようとしてましたよ。


わんわんの体調不良のお陰で夫と私もちょっと運動不足気味です。普段はあまり考えないけれど、お犬様の散歩だけで一日2~3キロ位は歩いてるんですよね。でもここ数日は一日数十メートルしょぼんとか、そんなもの。具合の悪いわんわんに留守番をさせて、わざわざ全身虫除けスプレーをして、いつ降り出すかわからない雨も気にせずに夜のウォーキングに繰り出すようなモチベーションは・・・ないです、ハイ汗


一日も早くしっぽフリフリの体調が復活しますように!

先週あたりからやっとフロリダの夏らしくなってきました。毎日の降水確率が30%前後で、特に午後~夕方には局地的に激しい雨が降るという。


庭の芝生(といっても半分雑草)はお陰で少し青々としてきましたが、同時に蚊も倍増・・・昼間でも、庭に出ると必ず1~2箇所刺されてます。家庭医をしている友人によると、今となってはセンセーショナルなニュースにはならないけど、フロリダでは毎年コンスタントに西ナイルウイルスによる死者や、重篤な後遺症の残る患者が出ているので、蚊に刺されるのは極力避けたほうがいいとのこと。ちなみに最近はstingray(エイの一種)に刺されて飛び込んでくる患者さんが多いらしい(比較的ビーチに近いからね)。彼女曰く「うちはwalk-in clinicじゃないんだけどね・・・」


この暑さでわんわんの散歩も、長いものは日没以降しか行けません。もちろん日没後は蚊がすごいので、人間は全身に虫除けスプレーをしなければなりません。帰ってきてからのシャワーは必須。わんわんはノミ除けの薬のお陰か、虫刺されの痕を見たことは殆どありません。私も、月一回の使用でずっと蚊を寄せ付けなくなる薬があったらなあと思ったり。


さて、もうそろそろ夫が帰宅する時間なんですが、夫の職場方面はかなり激しい雨が降っているようなので、今日は遅いかな。普段はインターステート経由で帰ってくるんですが、悪天候時は下道を利用するようなので。