アカデミー賞にもノミネートされたドキュメンタリー、Food, Inc .がPBSで放映されるというので録画予約をしていた私。
うちはテレビはケーブルテレビで視聴しているのですが、ケーブル会社のDVRは契約しておらず、そのため裏番組録画が出来ない。つまり録画中はケーブルボックスのチャンネルが変えられないんです
番組ガイドを画面に出したり、ケーブルボックスで音量を調節したりすると、それらが録画されてしまいます。
Food, Inc.の放映は夜9時から10時半のゴールデンタイム。タイマー録画がうまくいっていることを確認するためにテレビの電源を入れたのをきっかけに、家事や犬の散歩でところどころ抜けながらも大部分を観ました。
私達にとっては内容的には特に目新しいことはなかったのですが、巨大アグリビジネスの元幹部が、それらを取り締まるべき立場にあるFDAやUSDAの上級官僚や最高裁判事のポジションにすんなりと収まっているというのはちょっとびっくりでした。特にFDAやUSDAに関しては、USGSやNOAA、EPAのように大学や研究所でキャリアを積んだ元研究者、あるいは公共政策のプロとして関係機関の公務員として叩き上げてきたキャリア官僚が多いのだろうと勝手に想像していましたし。
アメリカでは政府に対する不信感が大きくて、そのせいもあって「小さい政府」をと叫ぶ人々も多いわけですが、「世界一の民主主義国
」とか言う割には
公務員(特に上級レベル)は結構好き放題やってるし、
悪いことをしているのが見付かってもなかなかクビにならないよね~
去年あたりからからタンパベイエリアで大きく取り上げられた話題 なんですが、(日本で言うハローワークみたいな)無職の人が定職に就くのをサポートする公設組織の所長(年俸17万ドル)が、独自の権限で年間13万ドル(約1300万円)も上級スタッフの食費に使っていたことが判明。(ちなみに下級スタッフは1食10ドルの上限が明文化されていたので蚊帳の外状態だったらしいです。)
会議を(必要ないのに)わざとランチタイムや夕刻に開催して、人気レストランから前菜・メイン・デザート込みで1人分50ドルクラスの食事をテイクアウトしたり、6個で30ドル?だかの高級カップケーキを注文したり、極めつけは地元の有力ビジネスとのネットワーキングのために、ということで所長自身の自宅でパーティーを開き、高級レストランのケータリングを頼んだ上にコメディアンまで雇い、もちろん経費は全て公費、という有様。
これらが全て、写真や書類、ビデオなどで克明に証明されたのに、この所長、数ヶ月間は有給の謹慎処分で、懲戒免職されたのはかれこれ最初の調査から1年近く経ってから。
日本だったら、公務員なんか飲酒運転で捕まっただけで(事故は起こしてなくとも)、一般市民を危険に晒したってことで処分があるし、依頼退職しなきゃいけないような雰囲気になる職場も多いことでしょう。数百円分のキセル乗車で職を失った人とかもいますし。年収1千万円クラスの公務員にこんな公私混同が見付かったら即刻クビじゃないですか、普通?
もちろん、日本でもトップレベルの官僚や議員はそれなりに色々やってるんでしょうけれど
、たかが地方自治体の職安の所長レベルでここまで好き放題やってこれたというのがアメリカのすごい所?
こんな公務員不信もあって、最近のSenate Bill 6 (SB6)で公立学校の教師の給与を学力テストの結果ベースの能力給にしろだとか、テニュア制をなくせとかいう話になったのでしょうが、
ただでさえ教育レベルの低いフロリダ、これ以上先生を冷遇したら先がないよ
と思っているのは私だけではないようです。