「さっきまで笑っていただけなのに、もう元に戻っているはずなのに」
そんなふうに思いながら、何度も鏡を見返したことがあります。以前は、表情を戻せば自然と消えていた線。それが、ある時から“そのまま残る”ように感じ始めました。
深く刻まれているわけではないけれど、確かにそこにある。
今回は、表情ジワが気になり始めたきっかけや、その変化に戸惑った正直な気持ちを振り返ってみます。
表情を戻しても線が消えなくなったことに気づいた
最初は気のせいだと思っていました。
疲れている日だったし、照明や角度の問題かもしれない、と。
でも、笑顔をやめてしばらく経っても、目元や額にうっすら線が残っている。
無表情のつもりでも、皮膚の上に“折れ目”のような影がある。その状態が何度か続いて、「これは偶然じゃないかも」と思うようになりました。
以前なら、表情を切り替えた瞬間にリセットされていたはずなのに、今は戻るまでに時間がかかる。
その“戻らなさ”に気づいた瞬間から、表情ジワを意識するようになりました。
おでこ・目の下・眉間に残りやすい表情ジワ
特に気になったのは、おでこと目の下、そして眉間です。
驚いたり、考え込んだり、笑ったり。日常の中でよく動く部分だからこそ、線が残りやすいのかもしれません。
おでこは、無意識に眉を上げたあとに横線が残る。
目の下は、笑ったあとに細かい線がそのまま影になる。
眉間は、集中したあとに縦のラインが消えにくい。
どれも深いシワではないのに、「前からあった?」と疑ってしまうほど存在感がある。
動かした“結果”がそのまま肌に残る感覚に、少しずつ違和感が積み重なっていきました。
「癖がついたのかな?」と思い始めた理由
何度も同じ場所に出る線を見ているうちに、「表情の癖が原因なのかも」と思うようになりました。
笑うときの目の細め方、考え事をするときの眉の寄せ方。自分では気づいていなかった動きが、長年積み重なってきたのかもしれません。
一度そう思い始めると、日常の表情が気になります。
今、眉間に力入ってない?
おでこ、シワ寄ってない?
気にしすぎだと分かっていても、鏡を見るたびに確認してしまう。
「癖がついた」という考えは、表情ジワをより意識させるきっかけになりました。
保湿しても変わらなかった正直な感想
まず思い浮かんだ対策は、やはり保湿でした。
乾燥しているから線が残るんだろう、と考え、スキンケアを丁寧にしてみました。
確かに、肌の触り心地は良くなります。
でも、表情を動かしたあとの線の“戻り方”は、正直あまり変わりませんでした。
潤っているのに消えない。
この体験から、表情ジワは単純な乾燥だけの問題ではないのかもしれない、と感じるようになりました。肌の奥の弾力や、これまでの表情の積み重ねが関係しているのでは、と考えるようになったのです。
昔は気にならなかったのに…と感じた瞬間
写真を見返したとき、ふと思いました。
昔も同じように笑っていたはずなのに、その頃はこんなに線を気にしていなかった、と。
線がなかったのか、あっても気づかなかったのか。
どちらかは分かりませんが、「気にならなかった」という事実だけは確かです。
今は、ちょっとした影や線にも目がいってしまう。
その変化自体が、時間の流れを実感させる出来事でした。
このまま増えたらどうしようと思ったこと
最後に頭をよぎったのは、不安でした。
「このまま、どんどん増えていくのかな」
「気づいたら戻らなくなるんじゃないか」
すぐにどうこうなるわけではないと分かっていても、未来の自分を想像してしまう。
表情ジワは、今のところ大きな問題ではない。でも、放っておいていいのか分からない存在。
ただ一方で、これまでたくさん笑って、考えて、表情を動かしてきた証でもあると思うと、少し複雑な気持ちになります。
気になり始めた今だからこそ、自分の表情や肌と、少し丁寧に向き合う時期なのかもしれません。
そう考えるようになってから、表情ジワへの見方が、ほんの少しだけ変わりました。
