「さっきまで笑っていただけなのに、鏡を見ると線が残っている」
そんな小さな違和感を覚えたのは、ほんの些細な瞬間でした。昔は笑い終われば自然と元に戻っていたはずの口元や目元。気づけば、その“戻らなさ”が日常の中で何度も目に入るようになってきたのです。
ここでは、笑いジワが気になり始めた心の変化や、日常の中で感じたリアルな体験を振り返りながら、「なぜ前と同じように戻らなくなったのか」を感覚的に整理してみます。
笑ったあと、前みたいに戻らなくなったと感じた瞬間
最初に「あれ?」と思ったのは、スマホのインカメラでした。
友人と話している最中に撮った何気ない一枚。笑顔のまま画面を閉じ、数分後にもう一度鏡代わりに見ると、口元の線がうっすら残っている。
以前なら、表情を戻せば自然に消えていたはずなのに、その日はなぜか消えない。
「疲れているだけかな」「光の加減かな」と流してみたものの、同じことが別の日にも起こりました。ここで初めて、“笑ったあとの戻りが遅くなっている”という事実を、はっきり自覚した気がします。
口元・目元・目じりの笑いジワが目立ちやすい場面
笑いジワは、常に気になるわけではありません。
むしろ、特定のシーンでだけ強調されるのが厄介でした。
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仕事終わり、ふと鏡を見たとき
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マスクを外した直後
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明るい照明の下で正面から見たとき
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写真を撮られたあとに確認した瞬間
特に目じりは、笑ったあとに線が集まりやすく、表情を戻しても影のように残ることがあります。口元も同じで、無表情のつもりでもほうれい線が強調されて見える場面が増えました。
「ずっと笑っていたわけじゃないのに」
そう感じることが増えたのは、この“場面限定で目立つ”現象が続いたからかもしれません。
ファンデが溜まって余計に老けて見えた話
ある日、外出先のトイレで鏡を見てショックを受けました。
口元のシワに、ファンデーションが溜まっていたのです。
朝はきれいに仕上げたつもりでも、時間が経つとシワのラインに沿ってヨレが目立つ。
そのせいで、実際のシワ以上に深く見えてしまい、「なんだか一気に老けた?」と感じてしまいました。
メイク直しをしても、完全には消えない溝。
むしろ触るほど目立つ気がして、そっとティッシュで押さえるだけにしました。この経験は、笑いジワを“見た目の問題”として強く意識するきっかけになりました。
乾燥ケアしても変わらなかった理由
「乾燥しているからだろう」と思い、保湿ケアを念入りにした時期もあります。
化粧水を重ね、クリームも多めに使い、寝る前には目元用のケアも追加。
確かに肌はしっとりします。でも、笑ったあとの線は以前ほどスムーズに消えませんでした。
ここで気づいたのは、単なる乾燥だけが原因ではなさそうということ。
肌の表面は潤っているのに、表情を作ったあとの“クセ”が残る感覚。
これは、肌そのものの弾力や、長年の表情の積み重ねが関係しているのかもしれない、と感じるようになりました。
「これって年齢のせい?」と不安になったきっかけ
決定的だったのは、何気ない会話の中での一言でした。
「最近、大人っぽくなったよね」と言われたとき、褒め言葉なのに素直に受け取れなかったのです。
もしかして、それってシワのせい?
そう考え始めると、「年齢」という言葉が頭から離れなくなりました。
以前は気にもしなかった笑いジワが、急に“老け見え”と結びついてしまう。
この不安こそが、笑いジワを必要以上に気にする原因だったのかもしれません。
笑うのがちょっと気になり始めた自分の変化
一番の変化は、笑うこと自体を意識するようになったことです。
思いきり笑ったあと、「今、線残ってるかな」と無意識に口元を触ってしまう。
本来、楽しいはずの瞬間に、ほんの少しブレーキがかかる。
それが続くと、自分の表情に対して以前よりも慎重になっていることに気づきました。
ただ、同時に思うのです。
笑いジワは、それだけ笑ってきた証でもある、と。
完全に気にならなくなったわけではありませんが、理由を整理してみると、「突然増えた」のではなく、「変化に気づくタイミングが来た」だけなのかもしれません。
そう思えるようになっただけでも、少し気持ちは軽くなりました。
