魔法の薬 | 魔法使い泰蔵!

魔法使い泰蔵!

ある日突然、魔法少女が空から振ってきた!ってなるのが早いか、
俺が魔法使いになって、魔法少女を召還して空から落とすのが早いか、
伝説の戦いの幕を今開けてみる。
きっと明日はいいことあるはず

どうも、泰蔵です。

いや~サラリーマンも大変だね。

日夜睡眠欲と格闘してます。

ええ、まあ大体惨敗するですけどね。

で、給料もらってんのに寝てばっかじゃいかん、ということで

リポビタンD

ね、100円で買える魔法の薬。

昼休みには欠かせません。


ちなみに弟に聞いた話だが、

魔法の薬には二種類あって

体力を回復させるヒーリング系

生命維持のために残された最後の体力を絞り取る系

に分かれるらしい。

うん。

まあ深く考えてはいけない。

ただ飲むだけだ。

ぐいっとフタを捻る。

ぱきっ、しゃーっ、と溝にそって擦れる音がしてドーピングへの期待感も高まる。

よし、ここだ。

満面の笑みをにかっと歯槽膿漏気味の歯茎をみせて


ファイトオォいっp…



ん?


ふんっ!


ん?


いやいや、ははは、まさかね。


ぬぉぬぉおおお!!

(# ゚Д゚)


んっがっぐっぐ。

ぁ、開かねぇ…。

これを開けるためにはドーピングが必要だ!

しかしそのためには更に別に魔法薬を開けなければならない訳で…

それを開けるためには…




隣に座ってた同僚が手を伸ばす。

「ちょっとかしてみ」





な、ちょっまて!

やめろ、やめろおぉぉぉ!!









かっ、ペキ、ぷしゅー。







「は、はは…午後もがんばろっか」

その日の魔法の薬はちょっとしょっぱい味がした。




















と、途中までは開けたんだよ、うん…

ちょっと最後の一切れ、ボスにてこずっただけさ(´・ω:;.:...